2013年
3月
31日
日
借り上げ復興住宅条件緩和の検討内容が自治体ごとに対応が異なる状況になる可能性があった時期、特に兵庫県と神戸市に大きな違いがでれば当然被災者から不信感がでてまいります。
その為私は2月25日本会議にて矢田市長に井戸知事と協議すべきであり直接話し合った結果を公表発信するよう申し上げました。
借り上げ復興住宅は阪神・淡路大震災の被災者向けに自治体が20年契約で借り上げ、本来高い家賃の差額(例えば一世帯月額数万円位)を自治体と国で負担してきております。
しかし20年間の入居期限が迫ってきた問題で移転困難者に対する入居延長等の対応を兵庫県,神戸市それぞれ独自条件で検討していました。
確かに借り上げ住宅に都市再生機構(UR)や民間事業者等があり受け皿にも違いがありますが、同じ被災者でありながら県と市で緩和条件の格差があれば納得できないのは当然であります。
しかも兵庫県は財政健全化判断比率を比較すると全国の府県の中で将来負担比率がワーストNo.1であるにもかかわらず知事は財政負担が重くなる緩和幅を広げる案を検討していたようでした。
これでは兵庫県だけが被災者に優しそうな姿勢を示し、神戸市は市民から預かった税金であるからこそ極力公平性を保ちながら移転困難者にギリギリの配慮をしても被災者から単純に格差の面だけで批判されかねないのであります。
だからこそ県・市の条件にあまり差のないように市長が知事と協議をし、その現状を公表する必要性があると申し上げてきました。
しかし3月13日予算特別委員会の市長答弁は・・・
「2月25日の本会議後知事と話をしている。お互いの状況を認識の上整理しつつある」
との発言で終わってしまった~
現実には市長から知事との協議をされたことにより
~ 知事は歩みよりだしたようなのに ~
== 何故このような機会にさらに話を煮詰め
強くインパクトのある発信をしないのか ==
尚、知事との協議はされたが、やはりもう一歩踏み込めなかったままで3月末、神戸市その後兵庫県の方針が発表されました。
そして兵庫県は年齢等を含め神戸市より要件緩和されたことで今後また神戸市が県市比較の上でさらに厳しい対応を迫られることになるのではないでしょうか。
これでは市民に声は届かないだろう
いつまでも
神戸市会議員 平野章三
2013年
3月
26日
火
国会審議の中で医療法人理事長に原則医師を充てるよう定めていることに規制緩和とともに“株式会社”の病院経営参入までの議論がされています。
それ程病院事業では医療とは別に経営部門が重要視されています。
ただ医療については経営を重視するあまり利潤追求を優先した医療方針になりすぎないよう厚生労働省は“株式会社”運営には否定的であります。
そのような中、西市民病院は今まで神戸市が運営し、赤字幅が広がっても経営改善努力をしてこなかったことと医療水準も低いままであることを“地元周辺での地域病院”であると堂々と言い訳をし、その甘えをあたり前のように錯覚してきたのでしょう。
医療機器にも力を入れてこなかったことで病院の魅力もなく医師確保も厳しい状況が続いてきたのも当然であります。
ところが21年度より就任された新しい院長は私が“現状での西市民病院は必要はない”との批判に対し、話し合いを求めてこられました。
まず診療科等を含めて経営的な視点で医療水準を上げていくように建て直したい旨を強く申されました。
その前に私は神戸大学に今の西市民病院について責任を持った運営協力をお願いしておりましたので新院長と神戸大学が協力体制をとってくれれば経営改善とともに医療水準も上がるのではと期待することに致しました。
その結果4年が経過し、入院単価や病床利用率が上がってきており、24時間救急体制の全面復活を目指す等、目に見えて確実に改善されつつあります。
そのことは医師数の増員とともに初期研修医の採用数に対する応募人数が3倍近くなってきたことで明らかに病院が評価されてきたと思います。
前院長時代は医師確保に大変苦労され京都大学の強力な支援の中でもそのことにかなり力を注がれ努力されてこられました。
その事を思えば神戸大学の全面的な協力により院長として経営改善や医療水準向上への取り組みに専念されたことで大きな成果を上げられたのではないでしょうか。
さらに驚いたことは今まで当然ではありますが、中央市民病院に重点をおき西市民病院への財政支援が弱かったのですが、この度の24年度3月補正では
中央市民病院 5億円
西市民病院 11億円
と予算配分で逆転しております。
このようなことは過去において記憶にありませんが、ただ私は神戸市民病院群として三病院がそれぞれ市民の為に高度医療が提供できる体制を望むばかりであります。
この度神戸市財政部が攻めの戦いとともに全体のバランスを配慮している補正予算配分には久々に大いに評価できると思います。
阪神大震災後、長年厳しい行政改革を各局協力のもと乗り切る舵取りをしてきた行財政局の努力が実り、やっと戦える神戸市にまでこれたことは~
=神戸市職員皆さんに感謝!!=
神戸市会議員 平野章三
2013年
3月
21日
木
予算本会議 矢田市長への質問
~何となく前向き答弁~
しかし
= ずばりメリハリある明確な
答弁がほしいと思ったが =
以前質問に入る前、「事務方の係長級が作成した答弁を長々読みあげず自分の言葉で答えるべき」と申し上げたので、この度も書類は一切読まず自分の言葉で答弁されたことは評価致します。しかし内容については先を見据えた方向で表現されたようには感じましたが、具体的な考えを受け止めることがすぐにはできませんでした。
私は昨年医療産業の中で予算は事業ごとに評価できるプロジェクト予算(通常行政は縦割りとして局ごとに予算配分する)にすべきと申し上げ重点的にほぼ満額に近い4プロジェクト予算が認められました。
そしてこのような予算、人事配置とも来年度は体制が整ってきた中、
と、一気に大きなチャンスが生まれてきました。
そこで通常であれば25年度予算案は予算と人材配置等手厚くされたと思いますが、国の成長戦略によって予想外に大型の国の支援へと変わってきましたので、このままでは逆に神戸市の組織体制が後れを取る状況になることがあきらかになってきたのであります。
そのため市長にはここ2~3年は専門分野に精通した人材を集中的に配置する組織体制をスピード感を持って整えるべきと申し上げました。
これに対し市長答弁として“国の動きに合わせ早急に体制整備します”と政治家であればワンフレーズに近い表現で答弁していただきたかったのですが・・・。残念ながら明確な答弁ではないと思いつつ、何か大きな構想を示そうとしたようにも感じました。
そこで冷静に市長答弁の内容を分析すると、私の考えとは少し別の方向で大きくまとめあげようとしていることに気付きました。
矢田市長としては今、まだはっきりと言えなくても奥深い構想を持っているようですので、私自身その内容についてはっきり理解できていましたがこの考えが温まるまで見守ることにしたいと思います。
結果的に久々矢田市長自身の“強いおもい”に共感しましたので医療分野に熟知された矢田市長の戦略でいち早く体制を整えていただくことに期待したいと思います。
神戸市会議員 平野章三
2013年
3月
16日
土
こんにちは、C・J です。
すっかりご無沙汰しています、皆様お元気でしたか?
いえいえ私、事務所にはちゃんと出勤しておりますよ(☉∀☉)
ところで、最近の平野章三なのですが、若者のロックとかいうものにとても興味があるみたいで・・・
まあそれは、このブログ上でも時々ご紹介しているから皆様ご存知かと思いますが。
実は昨日、そのBattle de egg 本選大会のポスターを何処から頂いて来たのか、「えぇやろ、これ!」と見せてもらいました(*・∀-)☆
てっきり事務所に貼るのかなと思っていたのですが、持って帰っちゃったんですよね。
あれって自分のお部屋に貼るの?∑(*☼_☉*)
C・J
2013年
3月
12日
火
昨年より教育委員会事務局は来年度予算について学校給食問題等も含め財政状況が非常に厳しいと感じていたようでした。
・特別支援学校の建て替え予算や高等部の新設
・空調等の学校整備費
・中学校給食導入
・
・
どのように予算の中で優先順位のバランスを考えていくかが大きな課題だと思っておりました。
ところが
突然中学校給食を行う話が入り、数日後新聞記事に大きく掲載されましたが、その時水面下での動きはすでに矢田市長の“学校給食をデリバリー方式で”との一言により決定したとの情報が入ってきました。
(一応想定ということで)
それまで検討会を設置し、議論の上素案をまとめられたようですが実質多額の初期投資や毎年の運営費を考えると、市長決裁で導入決定するはずなので、私の情報はほぼ間違いないところでしょう。
私は中学校給食に反対するものではありませんが、相当厳しい財政状況だと神戸市教育委員会から報告を受けていましたので、やはり優先順位を考えると正直驚きました。
政権が交代し補正予算の動きにより神戸市も明るい兆しを感じ一転余裕ができたのでしょうか・・?
しかし学校給食の方針決定は
==補正予算の財政措置がはかられる前の話==
であると思いますので、将来的にも継続して多額の財政負担を考えるともっと市長は全体像の説明をすべきであったと思います。
~市民の皆さん聞いてください~
今年度の予算案の段階では教育委員会は財政が厳しいので特別支援学校のバスの運行を1台減便すると言ってきました。
つまり・・・
~障がい者の方に一部バス通学を諦めてほしい~
とのことでした。
しかし私は特別支援学校のバス減便については納得することができず、元通り“全員乗車”できるように申し入れ、結果的に認められました。
バス1台削減と中学校給食実施との財政負担額は桁が違う話であり、しかも学校給食は必要とする人もいますが望んでいない生徒も大勢います。
一方、障がい者の様々な施策に対する財政措置にはすべての方々が強い要望を持っておられることを考えるといずれにしても大きな政治判断をしなければならないでしょう。
そこで先日、2月25日本会議にて「教育委員会は財政上非常に厳しいと言われていた中、中学校給食を実施する方向を矢田市長のひと声で決定されたことについて優先順位をどう考えられたのか」質問しました。
答弁は懇談会の意見として給食は一定の方向で検討すべきであると耳に入り予算としての方向付けはいるだろうとした上で「一斉に重点の取り組みを進めているのでご理解いただきたい」と政策決定判断についての踏み込んだ答えはありませんでした。
いずれにしてもかなり手厚い来年度予算であることは評価しますが、
~市長の強い政治姿勢や発信力が感じられないことがいつもながら残念でなりません~
神戸市会議員 平野章三
2013年
3月
07日
木
先日密集市街地としての東垂水地区で「まちなか防災空地」が整備されました。
古い木造住宅地で密集や狭い道路等に対して神戸市と地元まちづくり推進会が防災や生活環境面の改善に取り組み、災害時の一時避難や消火活動のスペース等の広場が確保されました。
第1号として利用が始まりますが、土地所有者の協力を得ながら地元管理の中避難通路も生まれるのでこれからの整備には期待されるでしょう。
ただこの制度には法的強制力はなく国の補助事業であっても地区ごとに状況の違いがありますので補助対象メニューや制度の組合せをうまく活用できるよう、もう少し国との協議による整理が必要と申し上げております。
その上で法的面や予算も含め具体的に事業化できるようなメニューを地元に示すよう今後都市計画局の努力に期待していきたい。
次に塩屋地区でありますが、国道2号線へのアクセスは非常に困難のため、都市計画道路塩屋多井畑線の大谷交差点の整備から始め、それより以南は生活道路としての配慮をし通過車両はできるだけ旧神明道路に誘導していく方向で地元と調整中であります。
ただ、
「予算確保がどの程度可能か 」
「どこから事業認可を行うか 」
「事業の長期化に対して交通車両の処理や安全性」等
特に優先順位を慎重に判断する必要があるでしょう。
しかし事業の進捗スピードは大変厳しい状況ですが、今後地元との協議をすみやかに進めるよう都市計画局の努力に期待したいと思います。
そして垂水駅前民間再開発ですが、以前事業が進みかけていましたが結局動くことはありませんでした。
都市計画局も詰めの甘さがあったのではと思いながら現状も努力不足を感じます。
昨年ぐらいから民間再開発事業を建て直すべく地元も会合を重ね努力していますが民間といえどもやはり都市計画局がもっと指導すべきであります。
長年の権利関係の中で苦しんでいる方々の問題や地元での活性化が少しずつ失われないか等を思うと何らかの対応策が必要であります。
都市計画局として事業を求める勢いのある時代と違って厳しい状況ですが、それにしても動きがなさすぎるのが残念であります。
~もっと目に見える行動が~
神戸市会議員 平野章三
2013年
3月
01日
金
ライブに参加して、厳しい環境の中でも必死でバンド活動している若者との出会いに感動を覚えました。
若者のバンド活動に支援と育成そして才能発掘を目的とした「神戸市共催 battle de egg実行委員会」でのバンドコンテストの趣旨に賛同し、音楽センスのない私でも応援したくなりました。
モトコー3番街OJBでのステージで2次予選のライブが行われる度にできるだけ参加してきましたが、バンドグループそれぞれ違ったカラーやレベルの高いメンバーも多く、楽しさが深まるばかりでした。
さらにすべての若者の礼儀正しい姿が見ていて気持ち良く、ライブ終了後バンドメンバーに少しでも語りかけるようにしてきました。神戸市の今回の支援に対する驚きとともに期待感もあり、特にステージで演奏するチャンスがあるということが最も喜びと感じているようでした。
差し入れしたクロワッサンを笑顔でつまみながらひとときの語らいの後、また明日からの仕事に向かってモトコー3番街を後にしていく姿も何か感じるものがありました。
そして2月28日(木)OJBステージで2次選考の審査会が行われ、ファイナルステージに5バンドが勝ち残りました。
~仕事をしながらライブ活動に燃える若者~
すばらしいと思いませんか!
バンド活動に取り組む人が多いにもかかわらず今まで市の施策としてカバーできていなかったことに気付かされました。
“毎年あるのですか?”
と聞かれました。
実はこの事業、収益を求める興行ではなく初めて若者の音楽活動を支援するプロジェクトとして、予算的に運営が非常に厳しいのが現状のようです。
そこで問題は神戸市が本気で若者のバンド活動を支援していこうと考えているのか疑問を感じることもあります。実は「神戸市広報紙KOBE」3月のイベント案内に battle de egg本選の予定等が載っていなかったことは残念であり、広報関係者がいまだ若者の活動の姿を取り上げていないようです。広報の方も一体となって若者の支援をしていかれることを期待しています。
名ばかりの支援にならないよう、若者の熱き情熱を神戸市の職員さんが今からでも肌で感じてくれるようになれば本当の若者支援に今後も繋がるのかもしれません。
来年へと続いていくことを期待しています!
集まれ!熱き情熱 盛り上がれ神戸
いよいよファイナルステージ・5バンドの中からロスまたはラスベガスで演奏できるのは・・・
神戸市会議員 平野章三