2013年
1月
28日
月
昨年、自由民主党神戸市会議員団として特別支援学校の建て替えや新設等について兵庫県教育委員会に要望いたしました。
しかし兵庫県に法的な設置義務があっても県は神戸市に協力しようとする姿勢は全くなく、協議すら応じようともしなかったことは既に報告したとおりであります。
その後、副知事・兵庫県議会にも申し入れ、神戸市会本会議での質疑等により報道にも取り上げられ、市長・知事との話し合いに進み、やっと兵庫県も対応せざる得なくなったようです。
神戸市からの具体的な要望に対し、今回はじめて文章による回答を頂くことになりました。
~神戸市の主な要望について県の回答を簡単に報告いたします~
Ⅰ | 要望・・・ | 「垂水養護学校・青陽西養護学校建て替え」について |
(神戸市) | ||
回答・・・ (兵庫県) |
「市町が設置した学校の耐震化や建て替えについては当該市町において 実施いただくのが原則」 |
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意見・・・
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兵庫県は回答文の冒頭に「昭和54年度以降、小中学校の特別支援学校
の設置義務は県となりました」と説明しながら
であるかのような表現。 |
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~~それこそ法的説明を求めたい~~ |
Ⅱ | 要望・・・ | 「県立高等特別支援学校の神戸市内での開設」について |
(神戸市) | ||
回答・・・ (兵庫県) |
「神戸市等の生徒数増加を踏まえ設置の必要性について両教育委員会で 早急に協議が必要」 |
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意見・・・
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神戸市内の県立高等特別支援学校設置は生徒の急増対応と就労支援にも 今後神戸市は力を入れていきたいと考えていますので、県教委が
”はじめて協議が必要”との考えを示したことは大きな前進であります。 動き出していただけるのなら感謝をこめて報告させて頂きたいと思います。 |
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Ⅲ | 要望・・・ | 「県立芦屋特別支援学校での児童生徒受入れ」について |
(神戸市) | ||
回答・・・ (兵庫県) |
「東灘区の一部の児童生徒受入れは阪神地域への分教室設置等により 努力していきたい」 |
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意見・・・ (平野章三) |
県教委の約束が果たされていなかったが、この度要望を受けての対応に ようやく一歩前進です。 |
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<最後に>
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これまでの県市との協議の経緯を生かしながら早期に両委員会の協議の 場を設けて検討を行い神戸市における増加する児童生徒数のニーズに的 確に対応してまいりたい」と県の考え方を示されました。 |
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意見・・・
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この文面をご覧いただければ兵庫県は今まで全く神戸市と協議をしてこ
なかったことがご理解いただけるのではないでしょうか。 見えはじめたことは積極的な要望活動が政治的にも大きな成果であった と思います。 |
本来は最も重要なこととして県市が協調し、障がいをもつ子供達を支えていくことが全てであり行政も原点に立ち返ってもらい、今後協議を重ねながら私も努力してまいります。
神戸市会議員 平野章三
2013年
1月
23日
水
阪神大震災の被災者に借り上げた復興住宅
~返還問題で揺れ動く兵庫県や各市~
何故この重要政策に強い発信を矢田市長はしないのか!
顔が見えない・・・。
神戸市は今まで最長20年の入居期限をもって返還を求める説明をしてきました。確かに入居者の家賃は本来高額であっても市営住宅と同じ程度の家賃であり、差額の税負担に市民間での不公平が生じていることは事実であります。
その為自由民主党議員団も公平性の立場から神戸市の方針通りの対応をしつつも、2年前から個別の事案に配慮し期間延長も含め、国との協議もするよう求めてきました。
しかし神戸市は基本的な方針を変えることなく今日まで入居者説明をしてきたのです。にもかかわらず、昨年末兵庫県の井戸知事が“高齢者や障害のある一部住民の継続入居”を示した途端、神戸市も移転困難者等“入居延長を検討する協議”を始めたのであります。
我々も個別事情に配慮するよう要望してきましたが、これ程重要な方針を神戸市が変更したにもかかわらず“市長はじめ市の幹部の姿が見えない!”議会軽視も甚だしいのではないでしょうか。
~私は黙っておれなくなりました~
それ以上に県や各市の方針がバラバラの中では被災者に対して公平な対応ができるのでしょうか。大変疑問であります。
さらにこのような場合、兵庫県知事が各市に呼びかけ同じ方針のもとで一定の基準を決定できる全体協議会等を設置すべきであります。
日頃知事は広域連合の長として色々なプロジェクトに積極すぎる程参画されてくるのに何故復興住宅の被災困難者の問題には連携しようとしないのですか?
このような時こそ県と市が一体となり国と協議をし、被災者の方々に対して公平な基準を示すべき責任があると思います。
そして神戸市長も県の後追いや独自基準で調整しない等の対応ではなく、誰から見ても公平で責任のある姿勢で堂々と知事に申し入れたり記者会見の場で発信すべきであります。
しかしこれまでも市長や幹部職員にこのような意見を申し上げても、本会議・委員会等以外では協議するような機会がほとんどなかったことを思うと
~無理な話でしょう~
「与党議員はいつも応援してくれる」とのおもいがあるのでほっておいても大丈夫との市長の考えでしょう。
==議会改革も必要だが神戸市も変えたい==
神戸市会議員 平野章三
2013年
1月
19日
土
昨年、駐神戸大韓民国総領事主催の韓食イベントが韓日民間交流として初めて開催されました。
ポートピアホテルの会場では李 成権 総領事が民族衣装で温かく出迎えされ、韓国料理専門家の公演とともに楽しい晩餐のひとときでした。
ところが総領事の挨拶後すぐにステージ前で“キムチ作り”体験に指名され、先生の指導のもとエプロン姿でキムチを作ることになったのですが、指名された8名の中で男は私一人・・・、いつもの強気な気持ちはなく何とも言えない戸惑いがありました。
白菜に一枚ずつキムチをつけながら重ねて出来上がり!
最後に味見を少し・・・
やはり美味しかったです。
↓↓↓(レシピ参考にして下さい)
その後マッコリで乾杯~~
なごやかな雰囲気の中、一品ずつ料理を楽しみました。
私は総領事をはじめ皆さんに“バクダン”(マッコリのビール割)を勧めると「結構おいしい!」と評判でしたが、返杯を受け、すごく酔ってしまいました。
昨年は日韓関係を心配しながら、地元では深い交流を続けてきましたが、日韓両国とも新政権では重要なパートナーとして協力関係を進めていく方針ですので非常に安心を致しました。
今後日韓での都市間連携がさらに発展につながるよう引き続き努力を続けてまいります。
神戸市会議員 平野章三
2013年
1月
14日
月
ノーベル賞を受賞された山中教授とともに高橋先生の網膜再生医療の研究が世界から注目される中、大きな夢が先行し期待が膨らみつつあります。
しかし市民から見ても専門的な立場からも安全性はもちろんその工程や予算,期間そして推進する企業負担や患者自身の費用等まだ不透明な中で進めていくことになります。
そこでこの度まず世界で初めて
iPS細胞臨床研究の実施,そして治験,高度先進医療,遠い将来の保険診療への流れに向けては国策として特別な取り組みをしていくべきと思います。
つまり臨床研究では予算面での限られた患者数やiPS細胞の成長に長期間要すること等により国家戦略として多額の財政支援がなければ実用化の見通しも立たず逆に世界から遅れをとってしまいます。
政権交替した今、まさに経済対策の柱の一つとして医療分野に焦点を当てていますので新年早々国への補正予算に対して新たなメニューを早急に打ち出し具体的な予算要望をするよう神戸市に申し入れていました。
iPS細胞の医療への応用は本来神戸市の政策というより世界の中の日本としていち早く進めていく国の戦略として当然でありますので私自身も補正予算の段階から積極的に国への提案を行い、必ず新メニューとして認められるような努力をしなければならないと思っておりました。
しかし本年1月10日 iPS細胞等の研究に文部科学省が補正で200億円、基礎研究に年間90億円を10年間支援続ける予算要求を頂くことになりました。
さらには安倍晋三首相の希望で1月11日に来神され、iPS研究施設やスーパーコンピューター等を視察して頂いたことは山中伸弥教授をはじめ関係者の方々の努力により、国家戦略に近い評価をされたのと同じであり私は感謝申し上げたい。
これからはiPS細胞の研究をはじめとして幅広い先端医療の成長分野を神戸市から積極的に進めていくためにも引き続き国との協力を求めていきたいと思います。
神戸市会議員 平野章三
2013年
1月
09日
水
先日、民間オーケストラ日韓相互交流について協力要請のため、大邱市~市長を訪問し具体的な協議を行ってまいりました。
大邱市は私達滞在中、交流相手の楽団との打ち合わせや演奏練習の見学、各ホールの視察、ミュージカル公演へのご招待等、すべての日程について全面的なご協力をいただきました。
さらに私は大邱市長と飲み友達(ウィスキーのビール割=“バクダン”)として当日大歓迎して頂きました。
しかしデザイン都市としての神戸はスタートしたばかりであり、そこでデザインについても交流のお願をしてまいりました。
丁度神戸市のデザイン関係最高責任者の方がこの後大邱を訪問され、デザインセンターを視察されるとのことを聴きましたので、あわせて大邱市長に受け入れについて格段のご配慮をお願いしましたところ快く引き受けていただきました。
大邱市のデザインはレベルも高く、具体的な取り組みが進んでおり人材の育成も含めこれからの神戸にとって十分参考になると思います。
さて、オーケストラについては楽団の練習中に訪問し、指揮者の方との打ち合わせや挨拶の機会等により交流の話がさらに進み、早速日本側の演奏会見学に来神されることも決まりました。
そして啓明大学,嶺南大学関係者との交流、大邱市長ご案内によるミュージカル『レ・ミゼラブル』やバレエ『くるみ割り人形』等、オーケストラの演奏とともに観覧でき、非常にレベルの高い大学や音楽に接することができ充実した内容の日程でありました。
最近私は文化芸術・音楽について “具体的”に進めていけば都市間での強い絆ができると感じましたし、人材育成とともにいずれ経済効果が生まれるような戦略も考えていかねばならないと思いました。
その意味でもこれからは私も少しずつ芸術や音楽に目を向けていきたいと思いますので色々なアドバイスやご支援を今後頂ければ幸いに存じます。
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尚、その後デザインの最高責任者の方から大邱市視察報告を受けましたが、内容的にレベルが高く今後大邱市とデザインの交流の必要性を強く感じておられたので私もこの結果をお聞きし、今後デザイン関係についても協力していきたいと思います。
神戸市会議員 平野章三
2013年
1月
04日
金
神戸市政は阪神大震災の復興とともに厳しい財政運営の中の行財政改革を中心に大変な努力を今日まで続けてきた“矢田市長”だからこそ乗り切ってこれたと思います。
そして来年度予算からやっと積極的な投資の方向性を示されたので、神戸経済に明るい兆しが見えてくるのではないでしょうか。
ただ矢田市長に
明確な方針と強い発信力があれば十分評価されるのですが、例えば行財政改革を重点的に行ってきたにもかかわらず市民からは“もっと力を入れてほしい施策”に行財政改革を求められているのであります。
つまり矢田市長の市政運営が市民から見えないのであり〝矢田市長・・いったい何してるの”等との声をよく聞きますが、これが全てを物語っていると思います。
その意味でも私は積極的かつ具体的な成長戦略を打ち出し、強い神戸経済へと導く政策を市民に示すべきであると申し上げてきました。
昨年私は行財政改革による財政の締めつけをいつまでも続けず、先端医療産業等新たな成長分野のプロジェクトに予算配分すべきと財政局に要望してきました。
その結果やっと投資の必要なプロジェクトには予算配分を重点的に行うことになりました。
その後国の規制緩和を求めながら重点プロジェクトを進めるのに強い経済力のある大阪経済界との協力関係を深め、国内外に事業展開出来る方向でプロジェクトの検討を始めました。
私の構想ではさらにかなりの企業集積が進むとともに、現時点では内容の説明はできませんが、神戸・大阪の企業が具体的に事業展開できる方向の可能性がでてきておりますので、今後はもっと強い市政運営に切り替えていくべきであります。
しかし神戸新聞社のインタビューに答える矢田市長からは迫力や具体的な重点施策の戦い方が伝わってこないのであります。
いつも思いますが定例記者会見やアンケートそしてインタビューを受けての発信は極めて弱く感じるので積極的にまた適時タイミング良く打ち出さなければいつまでも市民からは矢田市長の姿が見えてこないでしょう。
~何を言わんとしているのか~
山中教授のノーベル賞受賞を契機に再生医療,医薬品,医療機器の承認から事業化へ、そしてスーパーコンピュータの産業への活用等により今まさに企業誘致や事業展開へのチャンスであります。
これを矢田市長が自ら具体的な戦略を対外的に強い発信力で打ち出していただきたいのですが!
~今のままでは・・・???
ただプロジェクトに関係する局間、職員間での協力体制とともに職員さんの戦う意欲が感じられるようになってきましたので、今後は大きな力を発揮できるでしょう。
~~~未来の神戸市に期待して下さい~~~
神戸市会議員 平野章三
2013年
1月
01日
火
明けまして
おめでとうございます。
今年も皆様にとりまして、更に飛躍の年でありますようにお祈りいたします。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
神戸市会議員 平野章三