2011年
11月
27日
日
おおむね5年毎の用途地域の見直し、高度地区やあわせて都市計画道路が変更になったり廃止される素案の公表は重要な案件なのですがあまり市民の皆さんの話題になっていないように思います。
しかし、この見直しは直接財産価値に影響していきますので関係する方にとっては素案の閲覧の段階で十分把握をし、時には意見や修正を求めなければ素案の内容がそのまま24年度中に都市計画決定されます。
用途・容積・高度・都市計画道路等に関係する事業者の方々は大変注目されますが、実際は財産をお持ちの方々の問題であり、この機会に必ずご自身で確認をしておいてください。
特に何故この問題を取り上げるかと申し上げますと ‟まちづくり” との名目で都市計画変更をいとも簡単に規制できるのは、その痛みを市民が受けても都市計画局には何の痛みもなく作業を進めることができることに温度差を感じます。
そこで神戸市に慎重にすべきと強い “おもい” で発信してきたことを知っていただきたいからであります。
神戸市会議員 平野章三
2011年
11月
23日
水
~環境局・やりがいのあるプロジェクトに前進あれ~
環境局は他部局より高額な所得、その中に様々な手当、優遇されすぎた勤務体制、退職後の再就職先確保等、長年公務員天国ともいえる高い水準の恩恵を受けてきました。
一方、環境局の事業には歴史があり、色々厳しい仕事内容から最近誰もが仕事のしやすい環境に変わってきました。
その意味では特別な優遇が当時としては一概に問題があったとは言い切れません。
しかし時代の変化に合った対応も必要であり、私は手当や勤務体制等厳しく指摘し、改善を求めてきました。
今後も改革は進めていきますが、あわせてもっと職員の皆様にもやりがいのあるプロジェクトを見出すことも必要と思っていました。
そのような中でエネルギー技術の開発等を研究し、逆に環境局が次世代の経済を支える局として大きく飛躍できる機会が到来したのではないでしょうか。
この度、国の新成長戦略の一つで「環境未来都市」構想の提案募集があり、昨年9月環境局未来都市推進室の責任者の方が神戸市として積極的に提案する旨の報告を受けました。
国が指定したテーマは2050年を見据えた将来ビジョンとして環境・超高齢化及び国際化等幅広い分野で選定し持続可能な経済社会を目指すものとされています。
一体何なのかこのテーマ
意味わかりません。(と思っていました)
ただ、担当の方は情報、医療・福祉、金融、観光、農業、消費といった幅広い分野の地元企業とともに神戸の未来を創るということで全力あげて検討されてきました。
私はもう少し国がテーマを限定すべきと思いますが
例えば神戸市としては環境面で廃棄物埋立処分場に市民債による太陽光発電の設置、又バイオガスとして下水処理過程に発生するガスにより自動車燃料・都市ガスの供給等でエネルギー革命を提案しようとしています。
地元民間企業に声掛けし、協力を求めて必至で新しい戦いをしている姿勢こそ新たな環境局の道が開けると思います。
私は担当の方にエールを送りたいと思いますが、環境・エネルギー分野はまだまだ国の支援なくして成り立たないプロジェクトですので、採用されれば民間企業との技術とともに神戸経済の活力に大きく力を発揮できるようになると思います。
国の構想は環境省とともに主に経済産業省が支援することに大きな意味があります。
つまりモデル都市を決定し、今後、毎年毎年先進的な取り組みの企業に対し経済産業省が強力な支援をすることになるからであります。
さらにアジアへの進出が大きな最終目標であり神戸市内の地元企業とともに環境局が当面の選定をされる努力と長期的視点を持って戦って頂きたく思います。
神戸市で久々前向きに事業に挑戦している職員さんが出てこられたことに明るい光が見えてきた感じがします。
※但し、国の政策提案が実行性があるのかどうか、つまり内閣府が各省庁への新たな制度的枠組みや予算措置が出来るのか私は大いに疑問を感じますが今は戦うしかありません。
神戸市会議員 平野章三
2011年
11月
18日
金
後援会で10月31日よりトルコに出発を予定していたところ、トルコでの地震報道で驚き、現地での情報収集を早速行いました。
被害状況は救援の映像等により非常に悲しい現実が目に飛び込みました。
お亡くなりになられた方のご冥福と被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
さて、訪問地は震災地より1000km前後の距離があり、地震の影響は全くないとのことでしたが、このような災害に対しては、被災地配慮を当然しなければなりません。
その為トルコ訪問を慎重に考えました。
すぐに自粛という”おもい”も頭に浮かびましたが、過去の震災を振り返ると、かえってこのことが経済的に大きな影響を与えてきました。
そのような観点から支援という意味においても、予定通り出発することを決断致しました。
関西空港から直行便でイスタンブールへ、そしてダーダネルス海峡をフェリーで渡りチャナッカレへ、トロイの遺跡と木馬を…。
イズミールで地中海文明において最重要とされたエフェソス遺跡を…。
パムッカレから階段状の斜面に石灰岩を含んだ温泉が流れ落ちる白色の石灰棚を…。
地中海リゾートアンタルヤ、トルコの古都コンヤ、世界遺産カイマクル地下都市、奇岩が林立するカッパドキア、最後に地下宮殿などイスタンブールへ訪問。
私はトルコは2度目ですが、歴史的な遺跡や地中海の景観、世界遺産、1000万人都市のイスタンブールとそれぞれにあまりにも見応えのある各都市、帰国するとつい神戸市との比較をしてしまいました。
しかし、トルコのどこに魅力を感じたのか、逆にそれはある一面なのかもしれません。
やはり経済,雇用,医療,福祉,交通そして観光等々、その都市の人々にとってまず生活環境が充実していることが基本であり、そこからは比較より神戸にしかない ”まち” の魅力を、どのように打ち出せるか、その努力は続けていかなければなりません。
==しかしトルコでさらに地震、そして二次災害が、
救援の日本の方までも・・・ 残念です==
帰国後、何とも言えない複雑な気持ちが、
それでも前進しなければ~
神戸市会議員 平野 章三
2011年
11月
14日
月
第2神明道路、名谷インター出口を右折し、旧神明道路を東方面へ車で走り出すとゆるやかな右カーブになります。
と! その時、スピード違反取締りの警察官が“止まれ”の旗を持って待機中であります。
違反車両はすでに名谷インター出口を右折したところで設置されたカメラを通過したあとであります。
私は時々取り締まりをしていることを知っていますが、違反をされた方には気の毒に思っています。
~ 何故なら ~
取り締まる場所は二車線ですが、幅員が広く、しかも両側ともに家屋はなく、見通しも良くまず歩行者も見たことがありません。
このような道路を制限速度40kmにしています。
==まるで取締りしやすい場所を大切に確保しているよう!==
この交通規制、ここでは安全対策より警察官のノルマ達成区間なのでしょう。
“また言い過ぎかも?気をつけねば!”
神戸市会議員 平野章三
2011年
11月
10日
木
重要な人事異動に市長・副市長は動いていないことを本会議中の委員会審査にて指摘したところ、早速市長が東京へ挨拶に伺ったようですが、面会ができていないようで残念であります。
長年の継続案件にかかわる国の幹部クラスの交代は日頃の活動とは別に私は間髪入れず省庁内を訪問してきました。
この度は航空局長をはじめ、幹部ポストに新しく着任された方々が特に神戸市に対し、いつもご配慮いただいてましたので、委員会の合間に東京で2泊しながら挨拶とともにじっくり協議することができました。
特に航空局としては関空・伊丹空港の経営統合法案が5月に成立したことを受け、24年4月目標に政府の全額出資で新関西国際空港会社を設立し、夏から業務を始めたい考えであります。
そこで今年の12月頃より準備に入り、関係団体の協議が始まりますが、神戸空港の規制緩和については協議事項に入っていないので、このままでは現状から進展していかないことになるとのことでした。
そのため、この機会に関空・伊丹問題を議論する過程でどちらにも前向きになるような提案を検討し、神戸空港の運営改善が計れる為には、これからも打ち合わせに来るよう指導を頂きました。
今後の協議の中で広域的な面から、例えば伊丹空港のジェット枠の問題等、兵庫県知事の協力も得ながら、神戸空港も同じテーブルの上に乗れるよう神戸市にも申し入れており、私も何としても前進させるよう努力してまいります。
神戸市長も国との挨拶回りだけではなく、直接相談され、自ら関係者の方々と水面下も含めて具体的な協議を積極的にして頂きたいと思いますが~
~~ やはり行動されないでしょうね ~~
神戸市会議員 平野章三
2011年
11月
05日
土
神戸の将来への舵取りは本来企画調整局が主導すべきでありますが、その機会を果たせていないのが現状であります。
つまり行財政局が財政運営面で実質的政策や予算をリードしていきます。
矢田市長が震災対策による多額の市債残高削減の必要性から ・・・
今日まで目標5,000億円(実質6,000億円)、職員3,000人の削減を達成してきたことは十分評価されてきています。
しかし反面外郭団体等の債務が表面化したり、職員の不適正問題がでることにより、折角努力し続けてきている最中に評価が下がることを考えると、職員さんの ”おもい” に対して、早く政策転換してあげねばと思います。
行革一辺倒の掛け声が、優秀な職員の挑戦意欲をなくし、すっかり守りに入ってしまいました。
さらに矢田市長は行政マンとして国も評価するぐらいのプロであるがゆえに、職員とのアドバイスや提案等を受ける、あるいは耳を傾けようとする様子はなく、職員には諦めの気持ちが広がっているように思えます。
実際私自身、矢田市長に直接30分程意見等申し上げましたが、その後も含めて全く何の反応もありません。
~~~もう市役所出身による市政運営は終わりにしなければ・・・・・~~~
対外的に強い発言、発信もなければ意見や提案を受け入れる姿勢もなし。
市長としての自信が イエスマン職員 を次々育ててしまったようです。
ただ決算委員会において行財政局長に神戸市水道局を中心としたベトナムへの進出は、国際貢献だけではなく、情報や人脈を生かし新たに色々なプロジェクトへの展開を計る為にも、積極的に事業参画できる体制を作れるように調整してほしいと申し入れをしました。
このままでは単なる下請けとしての技術提供にしかすぎず、今の神戸市の体質を誰かが打ち破る勇気をもつべきであります。
特に市民生活の下支えをしている水道・下水・環境部隊が、神戸の将来に向かって戦いをしようとする時には財政局は重点プロジェクトとして本気で取り組んでほしいと思っておりました。
その後、財政局も動きがあり企画調整局と協議した結果、ベトナム案件をきっかけに神戸市として情報収集したいとのことでした。
そして新たな展開が出来るかどうか企画調整局としてジャイカを訪問し、今後積極的に話し合いをしてきますとの報告がありました。
実にうれしいですね!
やっと・・・・・
神戸市会議員 平野章三