【 平野 章三の質問 】
音楽のまち神戸について伺います
阪神・淡路大震災の復興支援に対する被災地からの感謝と震災の記憶を風化させずに語り継ぐことを目的として、神戸市も支援している唯一チャリティー音楽イベントとして COMING KOBE が毎年開催され
多くの方々が来場し、イベントを通じて集まった募金は各地の被災地に届けられています
そこで、来年は震災30年という節目を迎えるため、来年度の COMING KOBE については震災を通じていただいた多くの支援に対し、感謝の気持ちを対外的に大きく発信していくためにも神戸も積極的に関わっていくべきと考えますが、どのように取り組もうとされているのか、お伺いします
【 副市長の答弁 】
私のほうから、COMING KOBE につきまして御答弁申し上げます
COMING KOBE につきましては、阪神・淡路大震災の復興支援に対する恩返しとして、震災を風化させず、語り継ぐことを大きな目的とされ、2005年から開催されて、今年で20回目を迎えたところでございます
例年多くのアーティストが集結し、20代を中心に全国から若者が来場する日本最大級の無料のチャリティー音楽フェスティバルでありまして、全国に神戸の名を発信するいい機会となっていると考えているところでございます
会場内に設置されます減災ヴィレッジでは、被災地支援や震災について考えるきっかけとなるよう、語り継ぎをするようなステージやブースも出展されてきたところでございます
これまで、会場や規模などを変えながら様々なやり方で開催されてきたところでございますが、神戸市といたしましても、例えば会場の提供、開催経費の補助など、様々な形で継続的に支援を実施してきたところでございます
COMING KOBE の実行委員会からは、震災から30年を迎える来年につきまして、当事業のさらなる盛り上げを目指して出演アーティストの充実を図りたいとお聞きしているところでございます
神戸市といたしましても、震災を通じていただいた多くの支援に対して感謝の気持ちを大きく発信していくため、神戸まつりと連携することで防災啓発の取組や広報面での協力を図ることができると考えておりまして、積極的に
検討を進めているところでございます
具体的な内容につきましては、COMING KOBE や神戸まつりの実行委員会と協議を進めていきたいと考えているところでございます
いずれにいたしましても、御指摘いただきましたとおり、COMING KOBE のみならず、音楽を通して神戸の魅力や震災時の感謝の気持ちの発信に官民連携で積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございます
【 平野 章三 の質問 】
これまでずっと「 音楽のまち神戸 」ということで実現を提案してきましたが、今、COMING KOBEはじめ、Battle de eggやまちなかパフォーマンスなど、様々な取組で音楽が神戸の魅力として根づき始めているというふうに私は思っています
COMING KOBEが台湾・屏東県で行われる台湾祭という9万人が集まるライブと相互出演などの交流を既に始めているのです
そこで、他国の音楽イベントと連携することで神戸の音楽文化を海外に発信しているという状況なのです
例えば、今後このような取組を神戸市も積極的に継続支援していくことが音楽文化の都市間交流、さらには神戸の魅力発信に必要と考えますが如何でしょうか
【 副市長の答弁 】
ご指摘いただきましたとおり、「 音楽のまち神戸 」をどのように発信していくかという観点で、これまでも例えば昨年100周年を迎えました神戸ジャズの発信でありますとか、
KOBEまちなかパフォーマンス事業等に取り組んできたところでございますし、Battle de eggなどもそのような取組の中で神戸が音楽のまちとして発信したところでございます
そうした中で、国際的な交流・発信という観点で、屏東県の台湾祭の関係について COMING KOBE との交流ですが、ご紹介いただきましたとおり3日間で9万人を動員するという大規模なイベントでございますのでこのような音楽イベントを通じて交流人口を増加させていくことは経済効果だけでなくて、将来的に神戸市を「 音楽のまち 」として広く発信していくことにもつながると考えておりますので、どのような支援ができるか、検討を進めていきたいと考えております。
また、来年、4年に1度の国際フルートコンクールの時期でございますのでこの開催に合わせて震災30年関連事業として音楽祭を開催する予定でございますが、来春、チャーター便が就航する韓国につきましてはフルート
人口が多く、フルートコンクールの応募者も多いことから、韓国との音楽、フルートコンクールを通じた交流という分についても誘客にもつながっていくものと期待しているものでございます
このように、音楽を通して観光振興などにつなげられるように、国際的な
視点も持ちながら幅広い視点で施策を検討していきたいと考えております
【 平野 章三の質問 】
今、COMING KOBE が9万人の台湾祭との交流をやっているという現実!
このことで日本と台湾のエアラインの前向きな進め方とか、総合的に考えていく必要があると思うのです
これ、今、継続したいということで言ってますので、これを機会にいろんな経済やリゾートとしての観光などを含めて継続的な支援をしていこうという考え方はありますか?
【 副市長の答弁 】
COMING KOBE を継続的に支援していくという分につきましては当然必要だと考えており、その中で、COMING KOBE が屏東市、台湾祭との交流も続けるということでございますので、間接的にも含めて継続的にサポートになっていくと考えております!
神戸市会議員 平野章三