【平野章三の質問】
台湾との都市間交流について伺います
先日、12月4日、台北と台中との国際チャーター便就航が決定し、昨日も新たなエアラインが台北就航予定とのことで、神戸空港国際チャーター便の受入れにさらに期待が高まるところであります
そこで、10月の総括質疑で 神戸市職員さんも台南への視察を要望したところ経済観光局の2人の課長さんが台湾南部の屏東県に11月訪問して頂くことになりました
そして、台湾南部の屏東県(へいとうけん)との経済交流に取り組んでほしいと申し上げたところ、昨日の上畠議員の質問でもあったように、早速経済観光局の課長さん2名が現地に訪問し、調査されてきた報告も受けたところであります
今後、国際チャーター便の就航拡大やその先の定期便を見据えると、今のうちから多くの都市との交流を進めることが重要であります
特に台湾・屏東県、墾丁(ケンティン)は、これからビーチリゾートとして日本人からも高い人気が出る可能性もあり、何より屏東県の知事自らが神戸市との経済・観光・音楽イベントの交流を望んでいます
音楽イベントに関しては、特に日本からの音楽バンドは人気が高く、非常に期待されており、既に屏東県、墾丁では、屏東県の台湾祭として9万人の音楽イベントが開催され、震災復興イベントとしての文化スポーツ局が支援
するCOMING KOBEと優秀なバンドグループとの交流が始まっています
そこで、今後、空港の国際化が進む中、神戸経済をさらに活性化させていくためには、経済観光局が単独で進めるのではなく、関連局と一体となり台湾との都市間交流や就航都市などの可能性も見据えた交流を図るべきと
思います
音楽イベント分野では、交流事業として継続していく方針で、マンゴーやコーヒーなどの経済や非常にすばらしいリゾート地としての観光などで積極的に交流を求めている屏東県に応えるべきで、昨日、市長からは、台南も観光交流を一層進めたいとの答弁がありましたが、より具体的に都市間での交流協定を交わしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか
【 今西副市長の答弁 】
台湾との都市交流でございます
台湾の最南端に位置します屏東県は、三方海に面した温暖な気候の下、漁業や農業など第一次産業が盛んな自治体でございます
これまで神戸市としましては、2020年のコロナ禍に屏東県より、医療物資の寄贈をいただいたほか、2022年には当時の屏東県知事から表敬訪問を受けるなど、交流があるところでございます
神戸空港の国際化を見据えまして、広く台湾の経済情勢についての情報収集及び実地調査を行うため、御紹介がありましたように、経済観光局の職員が11月に視察訪問をさせていただきました
屏東県内の視察をしたところ、気候が温暖で、ビーチリゾートとしてのポテンシャルはあるということをお聞きしております
ただ、アクセスが十分に整っておらず、観光客が気軽に旅行するには課題もあると感じたという報告が上がっているところでございます
また、主要な産業は、一次産業でありまして、その他の産業分野での経済交流をどのように進められるかについては、引き続き調査や課題整理が必要という報告もございました。
屏東県幹部からも、将来的な経済交流については前向きな姿勢が示されましたけれども、具体的な交流内容については今後双方で見いだしていくことを確認し、まずは相互理解のための両都市間での認知度向上を図るという話があったというふうにお聞きしているところでございます
経済交流協定の締結というお話もいただきましたけれども、今回の視察訪問を踏まえて、観光とか文化面も含めて、どういった連携ができるのか、本市にとって、あるいは双方にとってどのようなメリットがあるのか、可能性を
探ることをまず始めさせていただきたいと考えてございます
【 平野章三 質問 】
台南との都市間交流で、高雄から2時間半ぐらいで墾丁(ケンティン)での海のリゾートへ行けます
今のところ国内の人がリゾートに行ってるんですが、すばらしいところで、視察に行かれた神戸市の職員の方もサーフィンには最高やなということも言っておられた
海外ではどこに行ってもリゾートへ移動するのに2時間半ぐらいかかるのは当たり前にあります
それから高雄を拠点に考えると、就航都市を目指すという意味で港湾局も協力すべきと思います
就航都市としてへの連携は非常に大事で、日本各地から高雄へ航空会社9社が現在就航しており、成田、関空、新千歳、沖縄などから高雄へ飛んでいるので十分チャンスがあり、音楽ではもう既に屏東県と連携しておりこの際交流協定の締結を進めるよう申し上げます
神戸市会議員 平野章三