【 平野 章三 の 質問 】
シンガポールにおける新たな拠点設置について伺います
この件は、非常に重要なプロジェクトと認識しています
そこで、どの局が何人体制でどのような事業展開をされるのか、現地コンサルとの連携など考えているのか、伺います
【 市長の答弁 】
東南アジアにおける新たな拠点につきましてお答えを申し上げます
中長期的な人口増、経済成長が見込まれる東南アジアやインドに関して神戸空港の国際化を契機として経済的なつながりを一層深めることは重要であると考えております。
このため、ジェトロへの職員派遣や、現地政府、大学、投資家などとの意見交換、職員による現地視察などを通じて、シンガポールを念頭に置きながら東南アジアにおける新たな拠点設置に向けた調査を進めております
ジェトロに対しましては、今年度は東京事務所、来年度はシンガポール事務所に職員を派遣する予定です
新しい拠点におきましては、産学官各分野で広くネットワーク構築を進めながら、市内企業、スタートアップの海外展開支援や、海外から神戸への投資誘引に努めるとともに、現地のスタートアップ誘致を通じた優秀な高度
外国人材の獲得にも積極的に取り組んでいきたいと考えております
その際、高度な知見や得難いコネクションを有し、新拠点の活動に資する現地コンサルとの連携につきましても視野に入れていきたいと考えております
新拠点の実施体制は現在検討中でありまして、現時点で具体的な内容はお示しできませんが、いずれにいたしましても新しい拠点が神戸と東南アジアをつなぐ経済面でのハブとなり、その活動が神戸経済の着実な成長に結びつくよう、引き続き検討を進めてまいりたいと存じます
【 平野 章三 の質問 】
シンガポールの拠点設置、非常に重要やと言いましたけど、2月の総括質疑では優秀な人材を中心に要望いたしましたが、シンガポールは今、港の関係で世界120か国以上、600の港と結ばれており、世界最大級の国際ビジネスハブ港として地位を確立しています
民間コンサルの中では、主要港湾都市ランキングでは6年連続で1位になっているということからシンガポールを拠点とした場合、できれば経済観光局の方が行くにしても港湾局も一緒に参加するということが重要ではないかと思います
港湾分野でも脱炭素や最先端技術の導入や世界のメガキャリアとネットワーク構築など、港湾だけではなく、空港関連もあり、神戸経済の発展に寄与するということを考えると港湾局からも参加について伺います
ただ、ちょっと難点なのは、経済観光局と港湾局が仲悪いということを感じてますので、それが一番のネックかと思いますが、どうでしょうか
【 副市長 の答弁 】
シンガポール港は、議員からもお話がありましたように、国際ハブ港というところですので、ここで導入されている最先端の技術を学んで神戸港の機能強化に生かしていくことは大変重要であると考えてございます
これまでもシンガポール港とは国際会議への参加や世界港湾会議での相互の交流を通して友好的な関係を築いているところで、定期的に意見交換も行わさせていただいています
さらに、阪神国際港湾株式会社と共に定期的に訪問し、常日頃からリアルタイムな情報を入手できる関係の構築にも努めております
こういった状況ですので、必ずしも港湾局の職員を派遣することが必ずしも
必要、必須ではないという感じも受けているところです
これまでの国際的な友好協力関係の取組を継続することに加えましてシンガポール港とのネットワークをより強固なものとし、神戸港の機能強化、神戸経済の発展に努めてまいりたいと考えています
【 平野 章三 の質問 】
港湾の関連のある精通した人から、できたら経済観光で支店を出すんであれば、少しそういう意味では事業部局ですし、バックアップも含めて一緒にやったらというふうなアドバイスを実はいただいているんですよ
ただ、港湾とそんな仲では逆に無理かも分かりませんので、仲よくなったらまたお考えいただきたいと思います
神戸市会議員 平野章三