まず最初、神戸空港の活性化について伺います
今年7月の関西3空港懇談会では、淡路島上空の新たな飛行ルートが合意され、関西国際空港の年間発着回数は来春に30万回、2030年頃には3空港合わせて50万回に引き上げられ、関西経済の底上げに大きな期待を寄せているところであります
一方、神戸空港は、大阪側に気遣いしながらも、関西空港、伊丹空港を補完し、特に神戸市以西の新たな市場開拓などに取り組む役割を担うこととされ、明確に本会議答弁もされていました
ただ …
来年4月に開催される大阪・関西万博に向けては、これまでの神戸市以西の発想にこだわることなく、大阪と積極的に連携して関西経済の底上げに一緒になって協力・貢献していくべきではないか、まずお伺いをいたします
さらに、そのためには神戸空港の立地のよさ、すなわち新幹線駅、高速道路に近接した都心近接型の海上空港であることや、万博会場への海上輸送も予定されていることなど、この機にやはり気遣ってきた神戸空港の利便性の高さを全面的に打ち出すことで関西全体の底上げに寄与していくべきと考えるが、併せて見解をお伺いします
【 副市長の答弁 】
神戸空港の活性化について
神戸空港を含む関西3空港全体で2030年前後を目途に年間50万回の発着容量の確保を目指し、今後の関西経済の成長・発展につなげることが関西3空港懇談会の合意事項でございます
2025年大阪・関西万博をはじめ、現在、国・関係自治体や関西エアポート経済界などの関係者が一丸となって関西経済の成長に資する取組を進めさせていただいているところでございます
神戸空港では、2025年からの国際チャーター便の就航や、国内線の発着枠拡大に向け、新ターミナルの整備やエプロンの拡張等を進めています
また、神戸空港の航空需要の拡大に向け、神戸空港の立地環境や利便性の高さ、具体的には都心との近接性、新幹線や高速道路など充実した広域交通ネットワークなどに加えまして、インバウンドに人気の高い瀬戸内方面へのフェリーやクルーズなど海上交通の充実、さらに青森や長野・長崎などと直接空路で接続されていることなど、広く国内外にアピールし、市場開拓に
取り組むことでエアラインの就航促進をしてまいりたいというふうに考えているところでございます
今後も神戸空港の航空需要の拡大が神戸経済、関西経済の成長・発展につながるよう、大いに貢献をしてまいりたいと考えています
【 平野 章三の意見 】
関西3空港懇談会では神戸空港は関西空港、伊丹空港を補完し、特に神戸市以西の新たな市場開拓などに取り組む役割を担うこととされてますが今後、関西万博に協力していくならば大阪に気遣いすることなく神戸以東も含め、関西経済全体の底上げに協力していくと、神戸市は堂々と打ち出していくべきでしょう
神戸市会議員 平野章三