介護テクノロジー導入促進プロジェクト体験会・交流会開催今後の展開は 医療産業施策は今後産業化に重点/介護分野も事業者と企業の連携支援を

神戸市医療産業都市を標榜して25年経過したが、研究・開発から産業化としての具体的なビジネスモデルが構築できておらず、新たな産業の創出ということでは十分な成果が得られてこなかったと思います

 

なので、などと同様の水準で管理・サポートすることが重要で、その役割として担っているAMED ( 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 ) は課題評価しておりますので、神戸医療産業都市機構の研究開発もさらに産業化へと推進していくためにも、現在このようなガバナンスが求められているところであります

 

一方、医療と同様に介護分野も神戸市は現在「介護テクノロジー導入促進プロジェクト 」 を推進していますが、介護現場が抱えている事業者の課題・ニーズと、 企業が保有する製品の技術開発する・シーズ などのマッチング支援が神戸市の介護産業化として重要な課題となっております

 

そこで、8月7日・8日と神戸市介護テクノロジー導入促進体験会&交流会が垂水区のディアージュ神戸で開催され、介護事業者介護テクノロジー開発企業の双方に情報収集とネットワーキング(異業種交流会)の場を提供したのであります

 

その趣旨は実用性の高い介護ロボットやICT機器・ソフトウェア、先進的な福祉用具の新たな事業化を推進することで、介護現場人手不足や業務負担軽減などにつなげていくことを目指しています

 

しかし、この介護分野ではあらゆる介護施設の幅広い要望に対して、介護機器メーカーがそれぞれの介護現場に寄り添った機器開発が出来てこなかったことが大きな課題でありました

 

そこで、介護現場の腰痛予防と介護の質向上をめざす一般社団法人日本ノーリフト協会神戸市の委託を受け、介護施設人材教育や施設と機器メーカー双方のマッチングに向け介護テクノロジー導入促進プロジェクトを立ち上げたのであります

 

この度、2日間の体験会・交流会が、開催され介護事業者、病院、企業、大学・教育関係、一般・その他130を超える関係団体厚生労働省老健局長神戸市副市長・・・国会議員の方々が参加されそれぞれ各企業ブースでは非常に熱心なやり取りが行われるなど充実した雰囲気が感じ取れました

 

 

 

そしてこの度、川崎重工さんが社長直属の介護組織を立ち上げ本格参入されることになり、神戸市としても医療産業に続き,介護産業として大きく展開していく可能性が出てきました

 

特に川崎重工業(株)さんの

=== ロボットNyokkey(ニョッキー) ===

のブースでは【 橋本社長自ら説明 】されるほど熱の入りようで、ニョッキーが会話する時、顔の部分を家族や友人、看護師などに変えて入居者に話しかけるよう開発していくようです

 

さらに、行動計測では屋内位置情報「mapxus Driven by Kawasaki™」(マプサス ドリブン バイ カワサキ)サービスを活用しており、今後の介護機器開発に期待されるところであります

 

このように神戸市介護事業者介護機器メーカーマッチングを如何に支援していくか,それにより神戸市介護産業分野で大きく展開していくことになるでしょう

 

神戸市会議員 平野章三

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