以前から中学部活動の地域移行に取り組むべきと度々申し入れてきたが、これまでの教育委員会事務局の姿勢は国のガイドラインに沿って先ずは休日だけを念頭に検討したいとの答弁を繰り返し、実質具体的動きを示さず、事務局の先送り姿勢には呆れるばかりでありました
しかも、もし休日の部活動だけ進めても平日の移行内容とずれがあればその方が後に問題が生じますので、平日・休日とも一体的な移行を求めてきました
ところが【 新教育長体制 】になったことで、神戸市として2026年度より完全移行の方針が打ち出されたのであります
教育長のリーダーシップで政策的に大きく前進してきたので、早速7月3日に開催された「 令和6年 部活動の地域移行のあり方検討委員会 」の傍聴をしてまいりました
その委員には部活動に関わる多様な方々10名で構成され、会議時間は1 時間30分でした
しかしその運営内容は事務局からの課題整理したものを具体的な議論による一定の方向性を生み出そうとすることもなく、各委員がそれぞれの立場で発言され終了し、次回は1 1 月という先の長い開催決定に驚きました
しかし、各委員の発言はそれぞれの貴重な内容でありましたが、そこには教育委員会事務局の具体的な方向性に向けた積極的な熱意が感じられず、検討委員会は部活動取り組みの「 アリバイづくり 」のようにも思えました
ただ、当日配布された資料が参考になりますのでお知らせ致します
中学校部活動地域移行の考え方
〜 2026年 部活動から「 K O B E ◆ K A T S U 」 へ 〜
この地域移行の考え方については今日まで、一例として神戸市スポーツ協会の加盟団体に協力を求めるべきと申し上げてきましたが、やっと新体制になりアンケート調査など具体的に動き出しました
ある意味このことはスポーツや文化活動など、生徒が主体的に多様な活動の中から「 やりたいこと 」の選択が可能となります
いずれにしても多岐にわたる課題が多く、児童・生徒、保護者、指導を希望する教員、活動団体やエリア、費用や送迎負担など難しい調整が必要となりますので、新体制の教育委員会事務局としての取り組みを期待したいと思います!
神戸市会議員 平野章三