【 平野 章三 の質問 】
神戸市立工業高等専門学校のさらなる活用について伺います
この高専の学校生は、知識・技術力に優れ、企業から見ても即戦力として期待値が高く、極めて高い就職率を誇っており、有名大学への編入実績も豊富であります
このように非常に価値のある高等教育機関を有していることを神戸市はもっと打ち出していかなければならないと考えます
高専の存在を知らしめる上では、工業高等専門学校という名称が、いま一つ何をしている学校かが認知しづらくなっていると思え、高専の名称を発展的に変えるなどを含め、名称だけでなく、高専に入学すれば、このように名だたる企業と共同研究ができるとか、いわゆる専門性の高い部分の魅力を一体的にうまく発信する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
また、高専の有するポテンシャルを最大限に活用するには、市内企業との連携が不可欠であります
企画調整局、そして高専が新たに設立するテクノセンターは、地元産業界のイノベーションなど連携促進拠点として、その一助になり得ると考えますが企業側への働きかけ、高専への橋渡し、つまり高専の研究シーズと企業のニーズのマッチングを、特に経済観光局の産業振興財団が行うことで、市内産業の発展、神戸経済の活性化につながるのではないでしょうか
もっと各局が連携し、一体となって取り組むべきと考えますが御見解をお伺いしたいと思います
ただ、高専の専攻科1つとってみても、就職率、進学率、過去5年間全て100%なんです
驚くべき数字でありそれから、企業の就職先も大手企業が入ってます
これがなかなかすごいということで、これを踏まえてご答弁いただきたいと思います
【 市長 の答弁 】
平野章三委員のご質問にお答え申し上げます
神戸高専が非常に多くの優秀な技術者を地元産業界に送り出しておりまして就職率もまさに100%で、非常に高い評価をいただいているということは委員御指摘のとおりです
同時に、この神戸高専の役割をもっと発揮していくべきではないかと、従来から考えてきてまして、独立法人化にしたわけです
これによりまして、アカデミア、そして、産業界の外部の方々からの意見をお聞きしながら、学科の再編、また、様々な機器や設備の充実を行い、令和6年度予算におきましても、情報系学科の新設学科再編や(仮称)地域協働テクノセンターの設置によるこういう予算のご審議をお願いしているところです
そういう方向でぜひ進めていきたいと思っておりますけれども、名称変更につきましては、これにつきましては、高等専門学校、いわゆる高専に対して大変注目が集まっております。新聞などでも特集が組まれたり、また、ほかの自治体では新設する動きもありますし、民設民営のものができてきています
雑誌などでもこれが取り上げてきている。 一種のこの高専という名称自体にも一種のブランド力がついてきているように私は感じているところでしてやはり高専のままのほうがいいのではないかというふうに現時点では感じて
おります。
同時に、委員がそのようにおっしゃるのは、やはり情報発信が不足しているということだろうというふうに思いますので、なお関係者としっかり協議をいたしまして、その辺に注力をしてまいります
神戸市会議員 平野章三