【 平野 章三 の質問 】
地域協働局の在住外国人対応については課題解決が中心的事業とお聞きしてきましたが、もっと前向きな事業展開をすべき政策が必要だと思うのです
今、政府は外国人の在留資格の1つである特定技能の制度を活用して外国人の受入れを積極的に進めようとして動いており、別の企業への転籍も可能となる新たな育成就労制度の創設も検討され、すごく前向きに動いています
ところが神戸市は、そんなことを全く考えていないのが現状であります
この国の特定技能制度は、国内人材を確保することが困難な状況にある産業分野において
一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的とする制度で、1号と2号があります
特定技能1号は、高度な技能と経験を必要とする外国人向けの在留資格で在留期間は最大通算5年までで、対象の業種は12種類です
1 )介護 2 ) ビルクリーニング 3 ) 素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業
4 )建設 5 ) 造船・舶用工業 6 ) 自動車整備
7 )航空 8 ) 宿泊 9 ) 農業 10 )漁業 11 ) 飲食料品製造業 12 )外食業
特定技能2号は対象業種は11 種類で、長期間の実務経験等から熟練した技能を身に付けており、現場の作業者のリーダーとなって指示や監督ができる水準が求められます
介護は特定技能の在留期限は5年間ですが、介護福祉士資格を取得した場合は在留期限がなくなり(在留資格「介護」に変更されるため)、永続的に就労することが可能です
1 )造船 2 ) 建設 3 )製造業 4 ) 農業 5 ) ビルクリーニング 6 ) 自動車整備
7 )航空 8 ) 宿泊 9 )漁業 10 )飲食料品製造 11 )外食
特定技能2号の在留期間には上限がなく、配偶者や子供の家族を連れてくることができます
なので、経済観光局が中小企業などへの融資や補助で支援などをしているがもっと幅広く産業分野での人手不足対策や人口減少対策など、外国人を神戸に呼び込むような政策を打ち出しませんか、お伺い致します!
【 地域協働局長 の答弁 】
もともと地域協働局のできた設立の趣旨というのがやはり地域課題への対応をいろいろな主体の力を合わせて協働して取り組んでいくというのが
一番大きなミッションかと思っております
その意味では、我々の地域協働局の柱といいますと、地域に寄り添った施策になっていくというふうに考えております
御指摘の例えば就労目的とした外国人の対応ということですが、これは非常に多岐にわたった施策が必要になってくるかと思っており、1つの局で完結するのはなかなか困難ではと考えており、
以前本会議でも市長がご答弁差し上げたと思っております
ただワンストップという点では、KICC、神戸国際コミュニティセンターこれを来年度、市長室から地域協働局が移管を受けまして外国人への対応はしっかり行い、市内の外国人の生活を支えるという点で対応していくというふうになっておりますので
【 現在は在住外国人の支援相談窓口 】というのをワンストップでやっておりますが【 今後は神戸に来られる外国人も対象 】にして相談窓口をやっていきたいというふうには思っております
【 平野 章三 の質問 】
やっと最後に
「 今後は神戸に来られる外国人も対象にして相談窓口をやっていきたい 」と答弁の中で一言出たのですが、課題解決をすることが主としているので出来ないということではなく、積極的に進めるべきと思います
例えば、人手不足対応であれば経済観光局もプラスになりますし、それから介護とかの問題であれば企画調整局が動いています
その意味でワンストップ窓口を作っていくべきではないですか?
今、神戸へ呼び込むというようなことを他都市に先駆けた施策としてやれば非常に面白いと思うのですが
市長も必要だと言われ、副市長もどこに窓口しようかと、本会議での答弁がありましたが、その後、どうなりましたか?
【 地域協働局長 の答弁 】
先ほど申し上げましたとおり、KICCの移管というのが検討の結果の1つかというふうに思っておりまして、従前、KICCで対象としてなかった
【 来神を希望される外国人の方の生活相談についても対応 】していくというようなことを考えております
【 平野 章三 の質問 】
そのような答弁を繰り返されるが、もし、特定技能制度を見据えて動かれれば、本当にすごいことと思いますが!
今、東南アジアに拠点をつくろうと、経済観光局が動いてますよね
こういうところを活用して、東南アジア系、ベトナムなど様々な国に声をかけていくと思うのです
そこと連携すると、結局は経済観光局も関わるし、それから介護人材などは保健福祉局や企画調整局も関わってきます
そういうところをコントロールし【 協働局が主体的に窓口になる 】と非常に面白い展開になっていくと思うのですが、あまりそういう前向きなプロジェクトは参加したくないですか???
【 地域協働局長の答弁 】
先ほども申し上げましたとおり、地域協働局のもともとのミッションが地域課題の解決というところにありますので、それが基本的な考え方かなというふうに思っております
あくまでも在住外国人の方の神戸市における生活相談ですとか市政情報の提供というところがやはり局の
ミッションであり、その事業を行っていこうというふうに考えております
【 平野章三の質問 】
局長、ミッションがそれであるからもうそれしかないとの考え方
それなら幅広く新たな政策も打ち出せないし、時代の流れを見つめながらの展開もできない
政策はこれしかあきません、決まっているのですと言って、それでよいのですか?
局長も今後、異動されるので新局長にもう一度言わねばならないと思いますが
【 来神を希望される外国人の方の生活相談についても対応 】
していきたいと言われると、今までのミッションとは変えねばならないと思うので引き継いでくれませんか、新たなプロジェクトを進めたほうがよいと思うが
それなら職員さんも燃えると思うので、是非新局長に引き継いで下さい!
【 地域協働局長の答弁 】
決してミッションがあるからといって新しい仕事、プロジェクトをやらないと言ってるわけではございません
あくまでも、繰り返しになりますけど【
局のミッションの中で新しいプロジェクトというのはやっていくべき 】かというふうに考えております
【 平野章三の意見 】
*
とにかく前向きに新しい展開をする意思のない中で
【 新しいプロジェクトというのはやっていくべき 】 との局長答弁は本当に引いたり出したりしているけど〜意味不明
???
【 来神を希望される外国人についても対応 】という話をされたからそのまま新局長に引き継いで下さいよ!
* とにかく決まったことの中でしか動かない ! …
やる気のなさを感じた答弁であった
!
神戸市会議員 平野章三