2024年2月22日(本会議)
●平野質問:先般、一部報道で、
「神戸空港の国際チャーター便誘致方針の見直し」
という記事がでていました。
2024年度予算案ではエアライン誘致活動費が計上されているものの具体的な予算は計上されておらず、報道にある「見直す」というような段階ではないと理解しています。
こうした報道は国際チャーター便誘致の機運が高まる中で、誤ったメッセージを国内外に発信することになりかねません。
国際チャーター便誘致に向けては、報道にあるような単なるインバウンドの視点だけでなく、双方向の需要創出につながるような経済交流や国際交流のアウトバウンドの強化、さらにはインフルエンサーの活用など、神戸空港の国内外の認知度向上や国際化の機運を醸成していき、エアラインのニーズも踏まえながら、
トータルの誘致戦略
として取り組まなければ、国際定期便への安定的な就航にはつながらないと思うのであります。
ただ、国際チャーター便が解禁される大阪関西万博開催までの時間的な猶予があまりないので、予算措置を含め、今後のスケジュールなど、方針をお伺いします
●今西副市長:国際チャーター便の誘致は、2025年に向けて着実に進めており、誘致方針を見直したものではない
神戸空港はエアラインなどから将来性など高い評価をいただいており、2025年の就航に向け引き続き交渉を進めたい
誘致の方向性は、ご指摘のように、双方向の需要創出が重要。インバウンドのみならず、アウトバウンドの強化や地域の魅力を理解いただくためのエアラインなどへのプロモーション、神戸港を拠点としたクルーズ連携など、様々な取り組みを総合的に組み合わせることで進めていきたい。 また、エアラインのニーズを踏まえ、どのような対応が必要か十分に検討します
今後とも、誘致先となる各国と、文化や経済、スポーツなど幅広い分野で交流連携をして、2025年の国際チャーター便やその先の国際定期便の安定的な就航に向けてエアラインなどと交渉を進めてまいります
神戸市会議員 平野章三