【 平野 章三 の質問 】
全国学力・学習状況調査、神戸市学力定着度調査の結果について伺います
神戸市内の小・中学校間の学力格差を最高平均正答率校と最低平均正答率校での結果を見ると
【 学校間での学力格差の開きがあまりにも大きく 】しかも、ここ3ヶ年を見ても
【 格差の改善が全くなされていない 】
のであります
そこで、特に学力の低い小・中学校の改善への取り組みをどのように行っているのかお伺いをします
【 教育長の答弁 】
全国学力・学習状況調査等の結果における学力の低い小・中学校の改善の取組についてお答えを申し上げます
令和5年度〜今年度の全国学力・学習状況調査の結果において、学校別に見てみますと
=== 御指摘のように ===
【 平均正答率が低い学校と正答率が高い学校との開きが大きいことは事実 】 であり、私どもも学習状況に課題のある児童・生徒の学力向上が課題であると考えております
学力調査の結果、《 改善計画を作成をし、具体的な手だてを講じること 》と、特に学力に課題がある学校は、学習支援を目的とした加配教員の配置や重点的に学習指導員による支援もしております
また、授業中に個別指導を行ったり《 放課後学習等の学習支援 》に努めており、今後も引き続き児童・生徒1人1人、きめ細やかな指導に努めてまいりたいと考えております
【 平野 章三 の質問 】
先ほど学校間の学力格差に非常に努力していると答弁されたが、関係者から
【 実態は改善計画も教育委員会事務局が形式的な対応を示しているだけ 】と聞き及んでおりますので == 毎年、物すごい格差があるまま == なのです
★ 一番ひどいのは、例えば5教科500点満点としたら小学校で
【 一番学力の高い学校が377.5 点 】
【 一番学力の低い学校が203.5 点 】 と
=== 170点ぐらいの大きな差 === があります
これは個人でなく、学校間の学力格差で同じ公立校でこれほどの差があり、しかも 過去3年間、小学校4年、5年、6年、それから中学のデータもこのような学力格差はずっと変わらないが、この傾向をどう思いますか?
【 教育長の答弁 】
【 平均正答率が高い学校と低い学校との学力格差が非常に大きい 】ということは
=== 今に始まったことではございませんが ???
もちろんこれは看過できないということで、いろんな取組や対応を行ってきました
なかなか == 特効薬はございませんが ???
児童・生徒1人1人の学習状況、課題などの効果的な学習支援のサポートを繰り返し積み重ねていくことが大事だと思っており、今後もしっかりと対応に努めてまいりたい
【 平野 章三の質問 】
教育長の答弁では努力しているように仰っていますが ???
【 過去3年間の学力格差が大きく開いたままで毎年同じように続いている 】
のを見ると
=== 全然改善していない === ですね〜
学校関係者に確認すると【 教育委員会事務局から学校に改善計画 】を 出すよう指示しているようですが、学校の方はほとんど学力の底上げをしようという意識もなく
=== 毎年の形式的な指導で終わっている ===
ようで、ほとんど動いていないのが現状ですね
そこで教育委員会事務局は、こども家庭局所管の学童保育の中で、学習する時間帯を有効に活用すべきであり
例えば 【 がんばるもん教室の「放課後学習支援」などを参考に 】しながら、今後の課題として少しでも
=== 学力格差の改善に取り組むべき === と思いますが如何でしょうか?
【 教育長の答弁 】
今【 御指摘をいただきましたように、やはり放課後学習 】
これはしっかりとやっていかなければいけませんし、学習指導員のきめ細かな対応ということも含め、これまで以上に力を入れて取り組んでまいりたいと思っております
2023年12月8日 本会議③
神戸市会議員 平野章三