『 神戸市バスは極めて厳しい経営環境が続きこのまま推移していくと、最悪のシナリオをたどることになるでしょう
◆ そのバス事業は資金不足比率の経営健全化基準20%以上になれば
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」(財政健全化法)の定めで、国の指導による経営健全化計画の策定が義務づけられます
◆ 現在、19.6 %なので早急にに抜本的な経営改革が必要です 』
そこで 【 平野章三 】の質問
◇ 神戸市バス事業の現状は民間委託を国交省通達で定める上限近くまで行っており、人件費については
R 5 年度、交通局採用職員の給与水準を5%から10%に引き下げるとのことだが 〜
まだまだ民間事業者と比較して高い水準にあり、更なる人件費見直しはさけられないだろう
◆ その上で問題は市バスの収益悪化の要因の一つとしての赤字路線だが、行政目的路線などに対する一般会計からの補助金も満額ではなく
カバーできない額の算出と燃料費の高騰部分の費用が約⒌7億円になることに対して、何らかの形で検討だけは進めておかねばなりません
◆ そこでもし、運賃に換算すれば何円ぐらいになるのか伺いたい?
【 交通局副局長 】 の答弁
昨今、燃料費の高騰分と、今先生からお話しいただきました
補助対象路線で補助が満額入ってない分、それを足しますと5億余りになるのですが、それを仮に御利用者に負担いただくとすると、15円程度じゃないかと考えてございます
【 平野 章三 】の質問
◇ 問題は将来どのように対応するかなんですよね〜
今、バランス的に神戸市の補塡はざっくり3分の2ぐらいですが
◆ これ以上神戸市が出せるのかどうか ?
◆ 事業者である交通局の経営改善がどこまで踏み込めるのか
◆ 利用者負担として換算すると約15円という問題など、総合的にどのように判断するかであります
◇ そこで、他の政令都市ではこのような燃料の高騰などにより少し値上げの動きがあるのかどうか、少し事例を伺いたい
【 交通局副局長 】 の答弁
◇ 燃料の高騰ということではお聞きしておりませんが
政令市ということだけでしたら、川崎市がコロナ前から検討されていたと聞いており、今コロナの状況の中で運賃改定を考えているとのことです
◇ それから京都市が非常に経営が厳しいとのことで、運賃改定を検討しているというふうには聞いてございます
【 平野章三 】の質問
◇ どういうやり方がいいかだが、これから動き出す必要があると思うんですよね
私は、例えば先ほど申し上げたように〜
○ まず一般会計の負担割合
○ それと事業者がどういう経営改善・改革するか
○ そして利用者の負担なんですよね〜
☆ これをどんな形がいいのか
例えば『 交通事業審議会 』などのような
組織に提言を求めては如何か!
結果、記者会見などで公表することもできるなど
【 第三者的な立場から検討する 】のもありかとは思うんですが!
そこで、負担問題については、1年、2年かけてその在り方を議論していただけるよう、立ち上げてもらったらどうかと思うが
【 交通局長 】の答弁
☆ この【 財政的に危機的な経営状況 】においてどう対応するかと!
御指摘のように === 幅広く検討することが大事 === だというふうに認識しております
今、例として出されました 『 交通事業審議会 』でございますが、そういった附属機関もございますので、交通事業を取り巻く環境など、その場で報告することも考えながら、委員の御意見も踏まえ
今後の【 バス事業の在り方、幅広く意見を伺う 】という姿勢で進めてまいりたいと、こう考えております !
【 平野章三 】の意見
出来れば現状を
【 市民にも対外的にも幅広く知っていただく 】と
言うことで、そういう審議会での内容を報告すべきだと思います
よろしく!
R4.9.29 交通局(後半)
神戸市会議員 平野章三