◆ 学校現場で重大事案が発生すると教育委員会事務局は第三者委員会を立ち上げ徹底して調査に乗り出すが、その教育委員会の中枢でおきた
【 職員の自死という重大事案 】
にはどのような調査や対応をされたのか、全く何の情報も入ってこないのであります
◆ ただ、教育委員会事務局は
【 教育行政を推進 】していく上で
【 権限の非常に強い〜教育委員の承認 】
を受けなければならず
【 事務局への厳しい重圧が影響した 】のか 〜
ある意味、その上下関係の中でも水面下での複雑な確執があったのかもしれません
◇ しかし、訴訟になると、係争中ということで具体的な内容はさらに説明出来なくなるでしょうが、逆に裁判の結果によっては市議会の判断が求められることにもなるので、これまでの経緯など確認だけを慎重に質問致しました
その主な質疑応答です
【 平野 章三 の 質問 】
◇ まず、訴訟案件として上がっている内容は
【 高田教育委員会事務局長 】
○ 御遺族の方からは
「 当該職員が自死をされたのは、公務の心理的負荷によって発病したものであり、本市が当該職員の過重な勤務を認識しながら、安全配慮義務を怠ったということで、損害賠償を求めておられる
【 平野 章三 】
◇「 若手職員を失ったこと、教育長はどのように思われてますか 」
【 長田教育長 】
○ 共に働いた大切な仲間であり、当時も痛恨の極みと申し上げましたが、今もってなお悔やんでも悔やみきれないと感じております
【 平野 章三 】
◇ 教育委員会事務局として責任的な問題は
【 事務局長 】
○ この点は、裁判所による判断を仰ぎたいと考えており、係争中の案件なので、具体的な内容は御容赦頂きたい
【 平野章三 】
◇ 係争中という答えは予想していたが2月9日、亡くなられた翌日に【 教育委員から幹部職員の更迭 】
という ~ 異様な議案 ~ が出たことは事実ですか。
【 長田教育長 】
○ 当時、本会議のほうでも御質問いただいたが
【 発議があった 】ということは申し上げた
=== 【 平野の意見 】 ===
☆ この事は非常に重要な答弁であり この問題の本質かもしれません
【 平野章三 】
◇ 本人の自死の件が【 別の事件で問題があったように言われ 】〜
そのような話をすごく流されたが、調べてましたがそれはなかったのではと思っているのですが、それについての御意見はどうですか?
【 長田教育長 】
◇ 御指摘の件につきましては、
私は【 うわさレベルにすぎない 】のではないかというふうに思っております
【 平野 章三 】
◇ そんなうわさを流され、その影響で一部マスコミまでが調査を中止してしまったとも伺いました⁈
そこで私はすぐに職員さんへのアンケート調査をすべきという
話をすると、教育長も次長も御遺族にお伺いしてからと 〜
しかし、教育委員会事務局の職員さんが亡くなられておりますので
当然、事務局も把握しておくべきと申し上げたかその後、対応は?
【 長田教育長 】
◇ この事案の対応につきましては、当然のごとく御遺族に寄り添った対応をしながら、市長部局への事務委任によって選任された弁護士が調査に当たっていただきました
私どものほうからは【 関係職員へのアンケートで調査を 】お願い致しました
【 平野 章三 】
● 私は単なる過重の労働時間だけの問題ではなく
パワハラ的なものを聞いてます
当初うわさだが、教育委員から教育委員会事務局への威圧などがあったのではとか、
教育委員会運営に問題はなかったのか
疑問だらけでありました???
その上で、訴訟は必然なもの と思ってます
そして非常に重大事案なので真摯な受け止め方で
裁判に対応すべきと思うが、損害賠償などの問題が出た場合
議会の承認が必要でしょうね 〜 それをちょっと確認したい!
【 事務局長 】
◇ 裁判の結果、神戸市として損賠賠償金を支払うことになった場合予算措置が必要なので
議会の御承認なしでできるものではないと考えております
【 平野 章三 】
◇ つまり、我々議会側の対応が必要な可能性もあるのに、それまで中身も言わないという状況は隠蔽体質かな〜と思うんですよ
御遺族の方が正式に訴えておられるので、せめて裁判に至るこれまでの 経緯について問題ない範囲は説明してくれてもいいのではないですか 〜 教育長!
【 長田教育長 】
隠蔽という御指摘、非常につらいものがございます
この事案に御遺族が当初から広く知られることを望んでおられず事務局としては、御遺族からの申請の手続などは寄り添いながら誠実に対応してきたところでございます
また、委員から【 御指摘のパワーハラスメント 】につきましては当然【 外部の弁護士による調査 】のお願いをいたしました
なので == (教育委員会事務局としては)何も争点や意見が対立していることは決してない ==
と思っており、そういった観点から真摯に対応していく必要があるということで、裁判所による判断を仰ぐことに御理解をいただきたいと思います
【 平野 章三 】
教育委員会事務局の職員さん ~ 御遺族の立場から見ると ~
皆さんも仲間だったのと違いますか !
☆ その意味でも、この度の事案に 〜
【 どのような問題があったのか 】非常にに重要 !!!
☆ そこで、この質疑応答により得られたその重要なポイントは
○ 2月9日亡くなられた翌日に
【 教育委員から幹部職員に異常な更迭議案 】として発議があった
○ 選任された弁護士調査に
【 関係職員へのアンケート調査 ( 実態がわかる ) 】をお願いされた
○【 御指摘のパワーハラスメント ( の人物 ) 】につきましては当然、【 外部の弁護士による調査 】のお願いをいたしました
○ 「 教育長は 」 ご遺族と教育委員会事務局とは〜
=== 何も争点や意見が対立しているということは決してない ==
○ そして教育長の重要な答弁で 〜
「 とにかく私はこの 【 教育委員会なり教育委員会事務局 】
あるいは学校現場の【 組織風土を変えていく 】との発言の中で
=== 【 教育委員会 ー→ ( 教育委員 )】も含めたのです ===
◎ 以上の答弁趣旨から ーー→
【 教育委員 ( 教育委員会 )】と【 教育委員会事務局 】とに
深い溝が感じられましたので、裁判によりこの重大事案の核心に迫りさらに解明されることを願っております!
神戸市会議員 平野章三