神戸市交通局は市バス運営、そして地下鉄での海岸線など非常に厳しい経営状況が続いており、さらにコロナ禍による大幅な減収が見込まれています
R2年度 : 市バス約21億円・地下鉄約55億円の減収
R3年度 : 市バス約13億円・地下鉄約31億円の減収
このような時でも交通局はいつも通り、
《 乗客増の取り組み、総人件費の削減、職員と車両の稼働率向上、市バス車両購入費用の削減、施設・設備の長寿命化、ダイヤの見直し 》 など
あらゆる経費削減策を示すだろうが
同じ手法の繰り返しで益々厳しい経営状況に追い込まれていくのではないでしょうか?
そこで、交通局そのものを【 大胆に見直すべき!】と提案しました
【 平野 章三 】の質問
「 阪急と地下鉄の相互直通交渉に企画調整局、交通局の参加もさせず
簡単に決裂するという都市局の大失態があり
【 阪急ブランド 】による沿線開発機運や利用者増加のチャンスも失われたことが、まず大きな痛手であります 」
「 このような状況の中、交通局は水道や電力事業のように減収分を
運賃で簡単に転嫁することはできませんので、結果的に従来型のマンネリ的な経営改善手法になってしまってます 」
「 そこで発想を転換し、市民病院機構のように
【 独立行政法人化 】に交通局もしていったらどうか 」
「そうすれば経営改善にも思い切った指導力が発揮できるのではないですか 」
【 交通局長 】の答弁
「 非常に思い切った提案をいたたきまして、市民病院機構が大変うまくいっていることは承知しています 」
「 市民病院機構は独立組織なので弾力的で迅速な意思決定、機動的人事配置などで【 収益力を向上 】させています 」
「 一方で地方独立行政法人の設立時に【 必要な資本金、その他の財産的基礎を維持する 】ことが要件とされています 」
「 交通局の収支見通しは残念ながら資金不足額が拡大していく見込みであり、独立行政法人への移行は困難な状況と考えます 」
【 平野 章三 】の提案 〜 質問
「 例えば、地下鉄西神中央駅にある車庫はかなり大きな面積であり、更地も含め上部利用できますし、バス車庫としての中央営業所や石屋川営業所も同じように活用できるのではないでしょうか 」
「 ただ、一番心配なのは土地の売却などの収益を、即借金返済に当てる事で一時しのぎだけで終わってしまうことです 」
「 ここは【 民間支援を投資 】なども含めて最大限に活用し、長期計画による安定収益を確保出来る立場で 交通局を支援すべきであります 」
「 ただし、交通局の経営改善は引き続き手を抜かず
緊張感をもって努力することは言うまでもありません 」
一方で例えば、ーー→
海岸線でのノエビアスタジアム神戸で【 乗客増に繋がる音楽イベントなど 】
管理運営会社に協力して事業展開できるよう営業活動していくべきと申し上げた !
その提案に対して
【 交通局長 】は
「 民間の事業者を見ても、運輸事業収入以外に付帯事業で稼いでいるのに、実際のところ交通局では遊休資産活用しても資金不足対応に使ってしまい、反省している 」
「 今後、市バス・地下鉄の車庫など機能を確保した上で上部利用の可能性について
===《 次期経営計画の中で 》===
デベロッパーなどとヒアリングも行って進めていきたい 」
ーー→ との、かなり踏み込んだ前向きな答弁でした
さらに、
「ノエビアスタジアム神戸が活用できると聞き、ヴィッセルのスタジアム運営にはイベント用資材の置き場も交通局の中で貸します」 〜 との意気込みも語られました!
☆ このように交通局の問題だけではなく 〜
今後、神戸の街の活性化などに繋がってほしいものです️
R3.3.5 交通局
神戸市会議員 平野章三