◆ 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により
神戸市は大打撃を受けた市内の中小企業、商店等が
危機的状況を乗り越え事業継続に向け取り組んでいることに対し
新たに支援していく施策を打ち出しました!!!
厳しい経営状況下にある市内中小事業者に対し
☆ 「 中小法人等の店舗家賃負担軽減補助金 」
☆ 「 中小企業チャレンジ支援補助金 」
〜 など、同様の施策を迅速に支援するため
神戸市は補正予算の専決処分を実施したのであります
◇ 当初は政府からの臨時交付金 第一弾 1 兆円
さらに第二弾 2 兆円の全国自治体配分枠の中での補助金としての支援を考えていました
◆ ところが、「 チャレンジ支援補助金 」の施策が
=== 予想外の財政支出になったです ===
★ 前提としては「 厳しい経営状況 」とあるものの
→ 売上が5割以下になるなど大幅な収益下落の条件を
【 審査基準に入れなかった 】ことから
誰でも申請でき、 コロナの影響がない事業者等にも
補助金を受けることができるのであります!
→ 最大の失政に繋がってしまったのです
● 神戸市長も予算が足りなくなったので
ーー→ 「 打ち切るかの選択を考えたが〜拡大すべきと判断した 」
と言うが、実態は止めることが出来ない募集要項になっていたのです
審査基準に問題が見受けられたため
☆ この政策内容に対して本会議で質問致しました ~
【 平野 章三 】質問
「 チャレンジ支援補助金 」募集時には
【 厳しい経営状況下にある市内中小事業者を迅速に支援するため 】補正予算専決処分を実施 〜 との事でした
そこで審査基準にこの内容(厳しい経営状況下)が含まれているのかを 〜 確認しました
【 今西 正男 副市長 】の答弁
◆ 帝国データバンク全国景気動向調査で各業種が過去最大の下落幅との報告により、すべての業界業種が厳しい経営環境だと重視し【 売り上げ減少などの要件はいれず 】
◆ また迅速な交付については、補助金事業なので2度の審査の確認を行なっているが
出来るだけ事業者に早く届くように努めます 〜との答弁でした
★ この迅速についても神戸市が給付金扱いにせず
あえて補助金制度にしたため、補助金受け取りまで
(場合によっては半年間ほどかかるような)常識外れの政策なのです
★ いずれも苦し紛れの答弁であり
質問の対応するために急遽、作文した事は明白な事実であります
=== その理由は ===
「 チャレンジ支援補助金 」と「 店舗家賃負担軽減補助金 」の抱き合わせで補正予算を組んだということは
本来なら同じ基準であるべきです
「 店舗家賃負担軽減補助金 」の審査は非常に厳しく
「 チャレンジ支援補助金 」は基準が緩いのは
やはり問題でしょう!
☆ 補正予算の組み方をご覧頂ければ
◇ 当初第一弾は 5億円、10 億円であったのが
◆ 最終的に66億4千万円、17億6千万円と ・・・
「 チャレンジ支援補助金 」の方は当初より予想外の財政支出という結果になってしまったのであります ???
★ このため、神戸市は財政調整基金( 年度間の財源不足に備えるため )
約 115 億円から取り崩し、63 億円 の支出を余儀なくされました
☆ もちろん、神戸市の財政が潤沢にあれば、神戸市内業者を
支援するための支出については重要なことだと思います
◎ しかし、まだまだ厳しい経営状況が続く中小事業者に
引き続きの支援策が必要となりますので
☆ 神戸市の財政部は今後もっと慎重・真剣に
取り組んでもらいたいと強く申し上げておきます ☆
2020年9月18日 本会議
神戸市会議員 平野章三