副市長「神戸に起業家を呼び込み
定着させることではない」
このような発言を本会議で堂々と答弁され
驚きを通り越し 〜 呆れてます???
◇ 500Startups = 起業家育成プログラムとして
神戸市が企業を募集・選定し
米国🇺🇸シリコンバレー有力ベンチャーキャピタル が
選定企業を指導し、その後投資グループの判断により
評価されれば企業に投資する事になる
◇ 確かに、神戸市としてこのような投資グループを
優秀な担当者がこのプロジェクトを動かしてきたことは
凄く評価の出来ることであります
◆ ただ、問題なのは
神戸市が国内外から条件をつけずに企業募集し
選定だけで、その後は【 神戸市から手を離れ】
投資グループに指導と将来性の判断を
【 すべて任せて 】終了しているのです
〜 その結果、応募企業 659 社のうち
3年間で選定後の参加企業は56社
神戸市などでは毎年億単位の予算を無条件でつぎ込みましたが
【 神戸市に関わった企業はたったの1社だけ 】でありました 〜
つまり
企業は神戸市との連携などに関わる責務はまったくなく
また、特に
プロジェクト3年目の参加企業は6割が外資系企業であり
恩恵など受けたとしても、その後の企業は
=== 神戸市と関係なく自由に活動できるのであります ===
★ 今の神戸市は企業誘致活動に必死であり
どのような企業であっても拘らずガムシャラに補助金制度を活用して
企業誘致に打ち込んでいるように思えるのであります
★ つまり、神戸市に関係なくても、神戸市に根付かなくてもよく
まるで神戸市の上空で空中戦 ↑↑↑ をしているようで
これでは一都市のプロジェクトではなく
《 経済産業省の仕事 》のように思えるのであります
さらに、3年間実質的に成果が上がらないという結果に対して
今度の4 年目は看板を書き換えヘルスケア分野に特化するとの事で
デジタル領域で培ってきたスタートアップ育成のノウハウと
医療産業都市の取り組みを融合させ
「 デジタル × ヘルスケア = ヘルステック 」領域の
スタートアップを対象に実施するのであります ・・・
確かに、神戸市は医療産業都市を推進してますが
◆ それなら企業誘致を無条件で3年間も募集せずに
最初から 「 ヘルステック 」で打ち出せば良かったはずです
しかし、このヘルスケア分野も
診断・治療支援・病院などの業務改善・健康増進
栄養管理・介護支援・障害者支援などであり
神戸市はまだ企業連携出来るだけの受け皿が出来ていません ⁈
■ しかもこれもまた、条件をつけておらず
病院群、研究機関、民間企業と連携出来るプログラムの企画
2020 年完成のクリエイティブラボ神戸の入居優遇策などを
検討しているとのことです
しかし、目新しさもなく企業支援にやはり条件もつけていないので
神戸に 根付く可能性があるのか甚だ疑問 を感じています
◇ 例えば、神戸市との関連する事業社の条件として
神戸中央市民病院のビックデータを活用し、
A I など機器開発に取り組めるようなプロジェクトを
推進する企業などに投資グループを紹介するような
支援策を進めれば、参加企業が
《 神戸に根付いていく 》のではないでしょうか !
◇ 補助金 = 税金 なので、神戸市の政策としての
一定条件に沿った企業誘致の補助金支援になるような
慎重さがほしいものであります ◇
神戸市会議員 平野章三