6月2日 日曜日 9 時 ジャストに「 販売開始 」されるのですが
新鮮な魚介類の中から狙いを定めて各コーナーに1 時間ほど前から大勢の人々が立ち並び
開始時間までじっと動かず待っているぐらいの人気ぶりです!
参加者の声をお伺いしますと ~
「 毎年活魚販売が楽しくて、目の前で新鮮な魚介類を選べるのは最高や 」
とおっしゃって早くから場所取りをしているようです ・・・
年 1 回 開催の塩屋漁業者の皆さんによる海産物販売には
確かに新鮮で安価な魅力がありますので人々が殺到しています / / /
ただ、そこでは 〜〜〜
◇ 地元塩屋・漁業者の皆さん、淡路島岩屋から応援下さる漁業者の方々
中央市場、漁業組合などの関係の人々がボランティア的に活動され
=== 利益なしの販売 を === されているようです
【 何故、そこまでされるのですか!? 】 お伺いすると 〜
「 少しでも漁業に関心を持って頂くためにも
地元の皆さんに塩屋漁港に来て頂き、触れ合う機会があれば 」
〜 と話されいてました
しかしながら、本音のところは漁業の現実的な厳しさを
市民の方々、神戸市、兵庫県、国 の関係者に
現場の声として受け止めてほしいという
強い “ おもい ” を 持っておられるのです
◆ その “ おもい ” の中で特に最近深刻なのは
「 ノリ 」の色落ちや「 イカナゴの稚魚 」の不漁であり
原因としては環境省の 瀬戸内法 での高度下水道処理により( 瀬戸内海環境保全特別措置法 )
厳しい水質改善政策が推進されてきたからであります
「 きれいな海 」になったが 〜 栄養素が失われていった
「 豊かな海 」 でなくなった 〜 魚介類に必要なリンや窒素まで取り除いてしまった
◇ 兵庫県はこのような問題の対応策として海の生態系維持にある程度の
栄養塩が必要として窒素やリンの 【 濃度の下限となる 水質目標値 】を
設ける案を提示するなど動きだしました
=== 確かに漁業に携わる皆さんにとって前向きな対策になりますが ===
〜〜 最も大きな問題は、環境省・瀬戸内法の厳しい基準での
高度下水処理による水質改善が大きく影響してきたのであります 〜〜
そこで今後
◆ 栄養塩になる窒素やリンなど含んだ
「豊かな海 」を取り戻すためにも ◆
◇ 下水処理場の放流水に窒素やリンが法的基準範囲内で含まれるように ◇
( 但し、高度下水処理場は法律で特に厳しい基準あり )
◆ 下水処理場の放流水により海面を真水がはしり・「 のり 」に影響 ◆
◆ 海水より高い温度の真水が 下水処理場より放流・「 のり 」に影響 ◆
◇ 下水処理場放流水が「 のり 」に少しでも影響しないようにとの【 申し入れに対して 】海水をポンプアップして、放流水と1 対 1で混合し放流する方向で、今後進めていくことになりました ◇
☆ これは神戸市の前向きな取り組みとしての思い切った判断の結果でした ☆
【 このように一見 塩屋漁港で “ さかな🐡祭り ” 的な販売をされていますが
そこに至るまで必死で戦っていることをもっと理解してほしいものです 】
〜 そのためには今日までの戦いを 〜
販売時にもっともっとアピールしてもよいのではないでしょうか!!!
神戸市会議員 平野章三
さて、平野章三は何処にいるのでしょうか?