神戸市長が新聞社のインタビューで、これ程明確に発言されているのには
正直驚きましたが、その心境までは読み取れませんでした
市長就任5年を振り返り
「 私が市長になってから神戸の街が大きく変わったり、行政サービスが大きく向上したりしたわけでもない。
十分な実績が残せていないことを大変申し訳なく思う 」
「 できるだけ効果が現れるようスピード感を持って取り組みたい 」
・・・ と冒頭のコメントでした。
いや〜正直すぎるのかもしれません!
ほとんどの政治関係者は、まずそれまでの実績を訴えつつ、これからの事業への取り組む意欲を示していきますが 〜
当然、平野自身も同じ姿勢であります!
ところが、神戸市長は「 実績を残せていない 」というコメントから入り、そこから政策課題に取り組む発言をされ
「 湾岸道路建設、神戸空港利活用、三宮再整備など街の活性化をさせていく 」とのこと
人口減対策については
「 人口を増やすこと自体を目標にしない 」
「 都市の規模よりも生活の質や都市の価値を高めることが人口減少を食い止める手段となり、優れた人材が集まることにつながる 」との考えを示した。
ただ、この取り組みには
街の魅力や将来像についての具体的な政策が見えて来ず
ハード面だけの発想やその他の対策も抽象的なのであります
神戸をどのような魅力ある街にしたいのか、未だ戸惑う状況でしょうか
さらに市長は 〜
「 何をすべきか!
新たなビジネス展開で世界に羽ばたく人材を
育てることが神戸のブランドの一つになる 」
「 例えば、文教面では全国学力テストの結果、
小学校は下位であり死にものぐるいで学力向上に取り組まねばならない 」
とのコメントでしたが、政策内容での視点にずれを感じてしまいます。
◆ 具体性のない其々に漠然とした施策を並べてみても
全体像として惹きつけるものがなく、インパクトがなければ
今までと何ら代わり映えはしないのであります ⁈
いずれにしても
=== 神戸の魅力を打ち出せないという神戸市は手詰まり状態 ===
なので、民間の力を大胆に活用すべきであります。
今は神戸市の一つひとつのプロジェクトに対して
民間が提案を行い、神戸市の施策にあわしているのが現状です
それを【 福岡市のように民間の構想に神戸市も協力 】するという官民連携ではなく
【 民主導に官があわせる 】という逆転の発想をすれば
《 採算性を含め具体的に実現性のある魅力的なプロジェクトの提案が 》
期待出来ることと思いますが ・・・
それが中々乗り越えられないのがお役所体質なのでしょうね 〜〜〜
神戸市会議員 平野章三