国土交通省は護岸の侵食から防護するため、浚渫による砂を投入して
砂浜の造成工事をする予定で地元説明をしておりましたが
〜 1 9 年度に先送り 〜 にされたようです
その内容は
まず、塩屋西地区( 平磯下水埋立地より塩屋漁港間 )から始めますが
◇ 2017年に検討されていた話では・・・
沖に向かって離岸堤近くまで養浜事業を
行うように聞き及んでいました
◆ ところが今年度(2018年)になり
砂浜は護岸より沖にわずか 1 7メートル程であるという
非常に中途半端な事業になってしまうようです
確かに侵食を防護するには
必要最低限の砂浜を造成すれば良いかもしれませんが
当初、地元に相談があったように
地元の協力に対して、市民や観光客などの方々が憩い場として
楽しめるだけの砂浜整備に協力して頂いてもよいはずであります
そのことにより同時に
利便施設など設置したり出来ると、
塩屋地区の観光拠点にもなり
維持管理費捻出などにも貢献できると思ったのですが ~
おそらくここの養浜事業は既に離岸堤があり
護岸は十分防護出来ると判断したのでしょう
☆ むしろ国交省は今後引き続き工事を実施する予定の塩屋東を最重要地区
( 塩屋駅の南側から境川まで )と考えているはずであります
それは
=== 護岸の背後地( 北側 )にJR線、山陽電鉄が位置しており ===
長年波浪などにより海岸侵食がかなり深刻な状況と受け止めているためです
〜〜〜 海水面から鉄道までは非常に高い護岸がありますが
護岸のその下部から鉄道を支えている護岸内の土砂が
相当流出されているものと思われます 〜〜〜
そのため
【 鉄道の線路 下が多数空洞化 】
されている可能性が大きいと思います ・・・
空洞化がどの程度あるのかわからない上
埋める工事も出来ない状況のため
線路敷の陥没が度々起こっています
《 運行停止など頻発している一部の例示として 》
25年4月23日 線路陥没により運行停止( 3.1万人へ影響 )
26年3月27日 線路陥没により運行停止
26年8月 9日 台風11号線路陥没により運行停止
26年9月25日 線路陥没により運行停止
等、その他越波により運行停止が度々あり
このように運行停止とともに乗客への影響だけではなく
陥没という非常に危険な状況を
長年にわたり対応出来ていなかったのであります
◇ それには擁壁から海岸沿い水面下に一部民地があったためであり
2016年7月に用地交渉が終わり石積みの工事がされました
ただ、これで完全に危険回避されたわけではなく
石積みなので線路敷下の “ 土の流出 ” は避けられないようであります
そのため === 塩屋東地区( 塩屋駅南から堺川まで )も ===
引き続き工事が進められる事になり
そこでは沖に離岸堤を設置した上で養浜工事が行われる事になります
◇ そこで、50年ほど前には毎年 〔 海の家が建てられ海水浴場として 〕
楽しめるほど十分な砂浜がありましたので
当時のように塩屋地域に憩いの場を創出できればと思います
塩屋駅周辺は以前から整備が進んでおりませんので
安全で美しい海岸が地域の活性化につながるような
活動も必要ではないでしょうか !!!
しかし、工事の先送り時期は未定ですので、引き続き注視してまいります
神戸市会議員 平野章三