神戸医療産業都市の中核的機関である先端医療振興財団
( 神戸市より毎年15億円以上 20年間資金投入)が
「 神戸医療産業都市推進機構 」に改組し
進出企業や研究・医療機関のまとめ役として
【 新たに機能強化 】していく 〜 とのことです
〜 ということは ???
今まで誘致企業 約350社 に対して
例えば
事業化までの支援が行き届いていなかった
こと等を物語っている!?︎ ように思えたのであります
そこで 〜 質問しました
誘致企業 約350社が
事業化に伴う《 知的財産としての特許所有 》は何件あるのか?
理事は
「 進出企業が医療産業都市で取得した特許について
網羅的に【 取得数は把握していない 】状況であります 」との答弁!?︎
何故この質問をしたかと申し上げると 〜〜〜
以前、誘致企業の特許所有を訪ねたところ
理事は
「 推進機構として 32件であります 」 と答弁
一見、32件もあるんだ 〜 とも思ってしまいますが
実は毎年15億円以上 20年間資金投入してきた
《 神戸医療産業都市推進機構内でのこと 》で
ここに誘致企業約350社とは
連携が進んでいない ため
《 把握も出来ていなかった 》のでしょう
5月30日 「 神戸医療産業都市推進機構発足会 」の講演でも
340社を超える企業・団体・研究機関が集積し
日本を代表する医療クラスターとして進展してきたが
『 頭落ちで成長出来るクラスターに達していない 』との発言や
講演者からは
◆ 事業化に向け分野間の連携
◆ ビジネスマンと研究者との相談窓口の強化
◆ 研究機関と企業の相乗効果を発揮
◆ 知財戦略の重要性
など、構想から20年を迎えた記念式典での講演内容が
いずれも、ご心配と今後展開していく上で 〜
【 種々問題点を 】 指摘されているように思えたのであります !
一方で
「 地方独立行政法人・神戸市民病院機構 」は
◇ 神戸市立医療センター中央市民病院
◇ 神戸市立医療センター西市民病院
◇ 神戸市立西神戸医療センター
◇ 神戸市立神戸アイセンター病院
4 病院の運営をされており、そこには貴重な財産である
〜〜〜 医療のビッグデーターが存在しています 〜〜〜
病院機構では 〜 このような知的財産などを
□ 高度医療及び専門医療の充実並びに医療水準向上への貢献
□ 臨床研究及び治験の推進 、医療機器や新薬の開発への貢献
□ 再生医療等の高度な医療の早期実用化
□ 体制整備の充実を 図るなど,臨床研究及び治験を推進
などへの活用を図り質の高い医療の提供をしていきます
☆ 既に知財に関する取り組みとして
◇ 中央市民病院では 治験収入で当初3億円以上5億円 を見込めるかもしれない
今後、iPSの研究など申請により受け付けていくことにもなります
◇ 神戸アイセンター病院では
先ず、 治療、再生医療の実用化、基礎研究から臨床応用
最先端の高度医療、リハビリ・生活復帰まで
【 ワンストップセンター 】として
最先端の眼科や高度医療病院として位置付けています
◆ しかしながら、
神戸アイセンター病院は 国内だけではなく
世界に発信出来るほどの《 モデル病院 》にもかかわらず
医療産業都市本部が 〜 連携出来ていない状況 〜 がわかり
非常に残念であり、もっと企業との橋渡し役に努力すべきでしょう
何故なら今、神戸アイセンター病院 独自での
《 研究・開発、事業化 》など進めようとしているからであります
◇ 臨床研究など医療関係者、検査員、事務員( 研究がわかる人材 )
企業との面談室、相談料、事業化への特許関係の
契約手続きなど体制強化の準備中であり 〜〜
企業の支援やAMED( 日本医療研究開発機構 )の
協力を求めてすでに動き出しています !
という事で ・・・
【 推進機構は補助金体制で 】 運営されていますが
【 病院機構は診療収入で 】運営され、臨床研究・治験等の手続きは
=== すべて企業や国の支援により事業化を目指しているのです ===
そこで ・・・
◇ ノーベル賞受賞された本庶 佑 教授が推進機構理事長でもあり
◇ この機会に 推進機構は病院機構と強い連携協力すべきであり
◇ その上で【 誘致企業にも 】情報交流し、共に協力出来るよう
体制を整えてほしい → という事が【 質問の趣旨 】であります
併せて ・・・
◇ 推進機構は企画調整局
◇ 病院機構は保険福祉局 であり
【 本庁での両局は連携が出来ていない 】ように感じましたので
《《《 本気で協力し合える体制づくりも申し上げたのであります 》》》
神戸市会議員 平野章三