医療産業都市として構想開始から20年を迎えた今
誘致企業350社を超える医療クラスターとして成長してきたが
基礎研究から事業化に向け誘致企業との連携には
繋がっていない事が最大の課題であります
その事は、神戸医療産業都市20周年記念に
医療産業都市推進機構の関係者の方々から
「 成長できるクラスターに達していない 」
「 事業化に向け分野間の連携、
企業と研究者との相談窓口の強化
研究機関と企業の相乗効果の発揮を 」
などの厳しい発言が相次いだのであります
つまり
裏を返せば・・・
【 医療関係者・研究機関と誘致企業との
連携が出来ておらず 】
《 知的財産などを活用した事業化が
進んでいない事 》
の対応を求めているのでしょう
そこで 、医療関係者・研究機関と誘致企業とで
共同の成果を上げるため 〜
平野 = 質問
「 治験などを実施する時のサポートや
研究者の人材確保支援
知的財産を活用し、事業化に向けた
連携などの仕組みに
今、力を注ぐべき 」と 質問しました
理事 = 答弁
「 === 例えば機構では ===
現在32件の成立特許を所有し
知的財産収入と特許収入については
今までの累計で 3.100 万円
データを含めた研究の企業譲渡は
これまで 4 件で3億3千900万円、
さらに、再生医療技術は29年度で16億程度受託している 」と
まだ「 少ないというご指摘かもしれませんが ・・・
一歩ずつ努力している 」 との説明を頂きました
この答弁に一瞬 「 少し動き出したかな〜 」と思い !!!
もう一度、特許所有している知的財産の件数を聞き直しました
理事「 今、機構が所有している知的財産の成立特許は32件となっている 」
と理事の再答弁でした
???
(どうもおかしい 〜)
事前の調査内容では誘致企業での成果はほとんどなかったはず
???
(あとでわかりましたが 〜)
実績のある 「 医療産業都市推進機構 」分での数値を示したのであります
特許所有32件 〜 しかし、企業と絡んでいるのはその3分の2 ほどです
そして、再生医療技術の受託による実際の間接費用は
1 割にも達してないのです
=== ところが最も問題なのは ===
【 すべて機構として 】との前置きがあり、
誘致企業350社はカウントできず
毎年15億円以上投資している
【 推進機構内での数値 】を示したのであります
つまり、医療産業都市本部が誘致企業350社と医療関係者との橋渡し役を
今日まで果たせていなかった!!という事です
次に質問したのは
平野 「 神戸市の市民病院群では貴重なビッグデータがあり
うまく連携すればチャレンジしたい企業がくるのでは 」と
理事 = 答弁では
「 病院機構との連携は “ 極めて重要 ” であると考えており
連携も進んでいる 」 との事でしたが ???
「今後、病院群と企業の連携を進めて頂きたい」との申し入れをし、質問を締めくくりました 〜〜〜
その後 10月12日 総括質疑で
〜 この件を質問 〜 しましたが
その内容はやはり誘致企業350社の知的財産などの特許について
他の実績を長々説明する事で、
答弁を避けたのです
その時、神戸医療産業都市責任者の
【 理事は出席しておらず 】
医療関係を携わった事のない副市長が
事務方作成の答弁書をただ読み上げるだけでした
という事で、これ以上の質問には “ 答弁出来ない ” 事がわかっていたので、 〜 10月26日本会議で質問する事で再質問せず終えました 〜
神戸市会議員 平野章三