垂水区の中学生自殺問題で
教育委員会組織の(当時)不適切なあり得ない対応の発覚により
「 組織ぐるみでの隠蔽体質 」 ではないかとの
厳しい指摘が大勢を占めるまでになってきました
確かに自死事案の原因については
直接現場において状況把握しておりませんので
正しい調査結果により明らかになる事を
期待したいと思います
その上で、メモなどの存在を
一部の関係者が隠蔽していた事が表面化したが
その事を教育委員会幹部の方々が知りつつ見過ごしてきた
いやあえて
見て見ぬ振りをし、実態として容認してきた
ように感じます
それなのに・・・
教育委員会組織ぐるみの隠蔽という烙印を
幹部関係者は必死に避けようとしているようにも
見えて仕方がないのであります
=== 委員会で再々出てくるその幹部教職員曖昧答弁は ===
認識が薄かった
記憶がありません
重要性の認識が欠如していた
役割を果たせなかった事を反省
何を言われているのかよくわからなかった
そのように受け取られるのは残念
組織的隠蔽する意図はなかった
遂には
今後の糧にします???
などこんな答弁までする始末 〜
正式な委員会でもこうした答弁を繰り返す姿勢に対して
=== 教育長はどう思われるか ? ===
との質問には
「 いくら聞いても、今お答えしている事がすべてと言うことです
私は職員を信じなければならないとは思いますが
これは嘘は言っていないとしても・・・
きわめて当時の対応としては不適切で不誠実
しかも責任を果たしてとは言えないことは間違いない
この委員会には職員がおりますが、一連の対応については
当然一定の責任を取って頂く必要があり
処分についても厳正に対処したいと思っています」
との答弁でありました 〜〜
<< 教育長として >>
文教こども委員会で関係幹部職員が同席している中
『 限界ぎりぎりの答弁 』
をされたと感じとりました
その時、教育長はどのような “ おもい ” であったのか
その心情は誰もが十分推し量る事が出来たのではないでしょうか
今回、 この件、つまりメモを隠蔽していた事実を
学校現場(現校長)から教育委員会に訴え
新教育次長が 《 新教育長、神戸市長 》に報告した途端
その事実を即決で公表することを判断されたらしく
その決断は高い評価を受けています !
とはいえ、このような問題が起き現実に放置し続けてきたことは
教育委員会の長きにわたる体質であったことを
証明したようなものでありました
=== 神戸市長定例記者会見に於いても ===
「教育委員会の信頼回復にむけての要請」が行われました
神戸市長は
今回教育委員会の一連の対応が
コンプライス意識や組織としてのガバナンスの欠如が見られ
極めて不適切な対応が明らかになり
市民の信頼回復と再発防止に3点強く要請されました
1 今回の事案が発生した背景、原因を
徹底究明し再発防止にむけた組織風土の改革
人事を含む組織体制の見直し
2 学校現場を含む教育委員会組織に
情報共有、公開、コンプライアンス確保に
教職員の意識改革を徹底して行う
3 教育長を含む教育委員会委員と市長で
構成されている「 総合教育会議に報告する 」こと
など
この問題に
市長、教育長の強い取り組み姿勢が伺う事が出来ました
然しながら、
この度の件、教育委員会は一部職員の隠蔽は認めたものの
関係幹部職員の組織的隠蔽を誰もが認める事はありませんでした
=== 平野からの提案です ===
ご遺族、市民、議会などの中では
教育委員会関係幹部での組織的隠蔽であったのではとの “ おもい ” は 多くの方々が抱いていると思います
しかし一部認めた隠蔽事案を
関係幹部職員が実質曖昧な扱いをしたかのような対応をして
見過ごそうとしてきた事は
=== 実質隠蔽してきた事と同じ事 ===
だと言えると思います
そこで今後
【 関係幹部職員が組織ぐるみでの隠蔽を認めない 】としても
=== 隠蔽と同等であるとの判断を示す === ぐらい踏み込み
教育長の発言通り
《 一定の責任と処分についても厳正に対処するような決断を下されたい 》
そして、
教育委員会の人事を含む組織体質の改善を
徹底的に取り組んでいただきたく思います
☆ 最後に、この問題の取り組みとともに
学力向上などの教育政策も
打ち出して頂く事を願っております ☆
神戸市会議員 平野章三