神戸市長は
2期目の会見にて
「直面している課題は人口減少に
さまざまな施策を組み合わせ
効果が上がるようにすることが
使命だ!」
同じように、新副市長も
人口減対策に取り組む姿勢を見せているが・・・さて?
神戸市は人口減少に歯止めをかけ
将来にわたって多様で活力ある地域社会を維持し
魅力あふれる都市として発展していくために
総力あげての施策を展開するとの事
そして、
年間 12,000 人の出生数を維持
若者の神戸市への転入を増やし
東京圏への転出超過 年間 2,500人の解消
を目指しています
しかし、このような将来展望だけで、具体的な施策を打ち出さないと ???
2018年は 153.1万人
2040年には 132.7万人と約20万人減少
2060年には 107.2万人と約45万人減少
と推計されています
現実に神戸市の人口はここ 6 年連続減少し続け
歯止めがかからない状況であります
2012 年 △ 2,846 人
2013 年 △ 1,507 人
2014 年 △ 3,005 人
2015 年 △ 2,121 人
2016 年 △ 2,320 人
2017 年 △ 3,470 人
と対前年比の人口減少が続いています
神戸市は 「 人口が減っている地域も含め若者に選んでもらえるような総合的な人口対策を展開したい 」
との考えを示しています
ただ、その反面
高層建築物が乱立して山や海が見えにくくなることで
神戸独特の魅力が失われ、
どこにでもあるような人工物しか感じられない街
となってしまうことのないよう
最低限の基準として
=== 建築物の「高さ」や「幅」の基準の規制 ===
を平成22年から導入してます
例えば、タワーマンションが進出している
神戸・三宮地域について「都心の住宅地化」 歯止めをかけ
「 三宮駅周辺の一定エリアにおける住宅の制限 」
「 都心部全体での住宅の総量抑制 」
「 臨海部への回遊ルートのビル低層部で住宅を制限」
を示したのであります
近年、都心部での住宅需要が増し
三宮周辺でも高層タワーマンションの建設が相次いでいる 〜
神戸市中央区内では05年以降
タワーマンションを含め
100戸以上の大規模集合住宅が38棟建設された
神戸市は都心の住宅地化について
「 まちのにぎわいの上で問題がある 」としている ⁈
しかし、交通や利便性、高齢化など生活環境の変化により
駅周辺マンションに人気が集中している昨今
具体的に人口減少施策が打ち出せていない状況なのに
=== 人口流入を規制するとは ===
・・・ 神戸市の政策方針が実にわかりにくく見えてしまいます ・・・
さらに 「 神戸市開発事業の手続き及び基準に関する条例 」として
開発事業区域に該当する学校施設に、児童・生徒の増加により
教室不足が生じ、何らかの対策が必要な場合
開発事業者に 【 ファミリー向け戸数の見直し 】や
【 開発分譲の段階的な実施 】など
神戸市として 《 必要な協力を求める 》ことになっています
この事も人口の流入制限をする政策として如何なものでしょう???
=== 深刻に受け止めなければならない神戸市の現状として ===
2017年の都道府県別人口移動報告で 〜〜〜
転出者が転入者を上回る「転出超過」の人数が
◆ 全国ワースト2位
となった兵庫県 ◆
市町村別でも兵庫の転出超過は上位にランクインし
■ 神戸市が1507人と全国自治体別で【 神戸市は5番目 】なのです ■
神戸市も人口の現状と将来展望を提示する「 神戸人口ビジョン 」と
人口減少に対応する「 神戸創生戦略 」を
『 他都市のモデルになるよう総力を挙げて取り組みます !』
と宣言しているようなので
=== 神戸市はブレずに明確な戦略を持って戦ってほしいものです ===
神戸市会議員 平野章三