兵庫県知事
「 民泊通年禁止は正当 」
〜 政府は民泊に関し年間通じて営業禁止とする規制は不適切と〜
その政府指針を痛烈批判?!
神戸市長
「 有馬繁忙期の民泊禁止 」
・・・有馬温泉周辺を対象
〜 繁忙期に観光客が過剰になり、地域の環境悪化を防ぐ 〜
特定地域の経営を守ろうとする条例案のようにも ⁈
他に神戸市条例では
◇ 六甲山は保養施設の活用を推進していることから
市は骨子案で規制を設けない
◇ 学校・保育所周辺、住居専用地域の全面禁止と 〜
2月市会に提出され可決致しました
確かに、有馬温泉など
特定の地域だけを守りたい神戸市の意図はわかります
一方、神戸市は茅葺民家を残していきたい方針を打ち出しており
有馬温泉などの周辺にも古民家があるでしょうし
これらを改装し、客層が違う外国人観光客に味わってもらうことも
政策の一環としたいものです
観光客誘致を打ち上げながら
一方で排除する条例は誘致イメージを下げるように思います
特定の地域という狭い範囲だけの捉え方でなく
将来的に神戸への観光客誘致、若者の受け入れなど
神戸市の全体構想の中で
民泊をどう捉えるのかが重要と思いますが
それが~ 見えてこない ???
2016年の外国人観光客 2020年
日本国 2400万人 目標 4000万人 に
大阪府 941万人
京都府 661万人
兵庫県 149万人
神戸市 124万人 (目標 130万人 )神戸観光局 200 万人に修正
=== 大阪と神戸の外国人観光客数は
一目瞭然〜比較対象にもならない ===
大阪は観光客の影響で
ビジネスマンの出張宿泊までも確保が極めて困難な状況であり
民泊に対して非常に熱心な取り組みを進めています
しかし
神戸では宿泊はまだまだ十分に余裕があり
今後の観光客受け入れにはどのような体制で臨むのか
その方針を全体像の中で明確に示したことを事前に説明した上で
特に危惧する問題点を組み込みながら
“ 民泊問題 ” の条例を示すべきであります
神戸市の将来像の方針が示されないまま
兵庫県の影響で 神戸市までも
【 民泊禁止 】のイメージが特に目立ち過ぎであり???
=== 厳しい規制のイメージだけが印象に残るのであります ===
民泊禁止の文字が踊る中 〜〜〜
さらに、一方では
神戸市の外郭団体 「 神戸国際観光コンベンション協会 」を改組して
昨年末 「 神戸観光局 」を発足した
神戸観光局は
神戸やその周辺の観光振興に官民組織として立ち上げ
2020年に外国人観光客を200万人とする目標を示し
さまざまな企業や団体が一体となって
地域の魅力を引き上げようと呼びかけたのであります
その上、兵庫県は人気の高い 《 神戸ビーフ 》で
外国人観光客誘致に向け神戸ビーフ館(仮称)
を整備する方針とも言われています
一体、神戸市はどちらの方向に進もうとしているのでしょう ???
◇ 神戸市は外国人観光客の受け入れはしたいが 〜〜〜
◆ 特定地域を守るための民泊禁止などの条例に〜〜〜
【 禁止 】が 目立ってしまっており
政策戦略をうまく表現出来てない感じですね 〜
尚、 県内の中核都市はそれぞれの地域性を踏まえて判断をするようです !
多分、明石市や姫路市・・・などは
ほぼ 【 規制なし 】と打ち出すかもしれません
( ただ、明石市は基本的な生活環境を配慮した住居専用地域や学校・幼稚園・保育施設周辺を禁止する方向)
政策判断の評価は別として
ブレずにわかりやすい戦略と言えるでしょう
神戸市は 〜〜
政策が今日まで総花的に推進されることでわかりにくく
益々都市としての魅力ある特徴が感じられなくなり!?
〜〜 残念であります
神戸市会議員 平野章三