神戸市垂水区の地元住民の方々から
掖済会病院小児科閉鎖に = 存続を訴える声が =
あとを絶ちません
全国的に病院経営の厳しい状況の中
都市部の神戸市として市民の生命と健康を守る為
医療体制の充実には全力で努力し続けています
特に、救急医療は公立と民間の二次救急病院が1日20病院で輪番を組み
公民が協力体制で取り組んで頂いてます
さらに神戸市は小児救急として
「 神戸こども初期急病センター 」を設置
神戸市中央区脇浜海岸通一丁目4番1号
( 078-891-3999 )
新生児から15歳未満 ( 中学生まで )対象
夜間 19時30分~翌朝6時30分
土曜日14時30分~翌朝6時30分
日曜日 8時30分~翌朝6時30分
大人と違い子どもの急な発熱や病気の発症への不安に ~
まず初期対応出来る非常に貴重なセンターでもあります
そのような中でも
やはり地元の病院に小児科があれば有難いですが
この度神戸市垂水区の
神戸掖済会病院の小児科が閉鎖されるとのことで
医師会をはじめ多くの方からの存続要望に神戸市支援の協議をしました
神戸市は病院長に
「 市として出来ることがあれば言ってほしい 」と申し入れていましたが
掖済会病院は
開業当初から小児科は多額の赤字が続いており
病院経営にも大きく影響してきている現状で
派遣を受けている大学の医局にも既に断りを入れている
との事でした
様々な視点で考えると~
◇ 小児科閉鎖は掖済会病院の経営方針として決定済であった
◇ 神戸市が1病院の赤字等に支援する事は難しい
◇ 神戸市が何らかの支援を打ち出したとしても他病院対応も必要
◇ 診察には大人と違い、こどもに対する十分な体制がより必要
◇ 入院などには大人以上に細心の配慮が必要
◇ 長期入院になれば心のケアや時には保育士も必要
◇ 診察以外に必要となる費用は診療報酬の対象外であり、大きな負担
◇ 医療訴訟は産婦人科医と小児科医が断然多く、アメリカのような訴訟社会に
◇ 小児科医という厳しい環境より、内科医、皮膚科医の希望が増加
◇ 大病院での小児科医確保が難しくなってきている
~~~ など
小児科の厳しい現状を思うと ・・・
【 国として診療報酬等々大幅な改定がされないと 】
1都市では支えきれなくなってきています
今、神戸市は
神戸市立西神戸医療センターでの小児科充実を検討するようですが
=== 来年度より万全の医療体制を神戸市に強く求めてまいります ===
神戸市会議員 平野章三