市民オンブズマン兵庫のページより

以下、市民オンブズマン兵庫のページより転記させていただきました。

 

港島問題 神戸市会議員さんの取り組み 3
平野章三議員(神戸志民党)6月27日
港島ミニマラソンについて私は住民監査請求で問題点を指摘いたしました。
平野議員もこの問題とさらに港島学園新校舎建設について言及されています。口頭で正す場合と書面で訴える場合その力点の置き方は多少異なります。口頭の場合細かな数字は焦点をぼやけさせ、文章に書く場合は逆にそれがなければ意味をなさなくなります。
平野議員の迫力の追及は下記のURLでご覧いただけます。
http://www.kensakusystem.jp/kobeshik…/video/…/H290627-6.html
神戸市民として書くことは非常にためらったのですが…….
神戸マラソンは毎年11月参加者18000人で開催されます。その際主催する神戸市は毎年7500人のボランティアを募集しています。
その要綱には支給品としてスタッフウエア・キャップのみで報酬・食事・交通費の支給はありませんと書かれています。 

当日神戸マラソンとは別に、港島小中学生を対象とした港島ミニマラソンが開催されています。港島ミニマラソンでは走路支援協力費として第5回ミニマラソン(2015年)では693人に対し一人5000円の走路警備支援協力費として総額3,465,000円が支払われています。さらに昼食費としても1300円の弁当693人分の900,900円までも支給されています。
あえて「たかが」という言葉を使わせていただきますが、たかが1つの小中学校の1.6kmの1時間ほどで終わってしまうマラソンに1人6300円で693人分の費用を支払うことは、頑張っているランナーを応援しようと、神戸市近隣から集まった善意の人たちを神戸市は裏切っているのです。

この事実を知って「倫理観の欠如した神戸市」には税金を払いたくない」という出す人達をどういう風に説得するのですか?
では本題に入ります。

警備員はH25とH26年は520人で同じ人数ですがH25年は250万円、H26年は300万円を要求しています。この50万円の相違も市は何も言わずに認めています。しかし弁当費はこの年は1個900円で45万円で同じです。
H27年度の走路警備員の内訳を見ますと
① 港島消防団員+学生リーダー 42人
② 港島自治連合協議会+住民+保護者 496人
③ 港島学園教職員 60名
④ ポートアイランド4大学(ブラスバンド含む) 95人
島内にある神戸学院大学のホームページでは神戸マラソンにはボランティア活動の授業の一環で約600名中10名が港島ミニマラソンにボランティアとして参加しています。

①と④においてボランティアの学生にも1人5000円と弁当を渡したのか? 
②港島の住民500名弱の人たちにも、それぞれ5000円を渡しているのか?その場合現金を手渡しにしたのなら当然名簿があり、受取人のサインなり印鑑が押している筈です。500部の封筒と名簿は用意していたのか?チェックがなければ1人で何回ももらうことが考えられます。
市民オンブズマン兵庫では今年5月の神戸マラソン実行委員会に対し領収のサイン又は印鑑の押された一覧表及び
1個1300円の弁当693人分の弁当業者の領収書をミニマラソン実行委員会に提出を求めています。
また警備業務に従事した住民の名簿及び金額の受け取りの領収書またはサインや印鑑を押した支払表提出を申し入れていますがH29.7.5現在なんの連絡もありません。

③の教職員にも配布したことになります。まず教職員の人たちは休日出勤という扱いなのかあるいは
自発的サービス出勤なのかわかっていませんが、休日出勤なら5000円がプラスして給与振り込みがったのか、サービス出勤で各自5000円を受け取ったなら公務員の副業禁止規定に抵触するのではないかなどいろいろ問題が出てきます。
本当に693人に警備料を渡したとは思えません。

このほか運営材料費20万円、テント、ゼッケン代45万円、企画デザイン料45万円、事業企画運営費1578700円
など合計7044600円の収支計画書が出され、そのご同額の実績報告と支払い請求書の提出、それを受け当局が支出決定書を作成し入金されています。

H2.6.27の本会議で志民党の平野議員が領収書等の履行確認をやったのかどうかとの質問に対し、雪村教育長は
「賑わいの創出と安全運営」が補助金の目的であり、担当職員が現場でその目的(賑わいと安全運行)なされているとの履行確認がされており、補助金はいわゆるその目的を達成するための「渡し切り」で領収書等の確認は目的外なのでしていないとのことです。苦しい返答ですね。

毎年A4用紙1枚の収支計画書と領収書1枚の添付もない全く同額の実績報告書の金額を、そのままチェックもせずに7人の人たちがハンコを押している支出決定書を見れば収支計画書=実績報告書=支出決定書 の金額が5年間1円の変更もなく、また領収書1枚すら確認していない状態が続いていることは、一般社会で働く民間の人間には信じられません。18000人がゴールに入ってきて、ごった返すのに賑わいつくりのためにお金を払う必要があるとはとうてい思えません。
お金の出入りを確認しない経理って神戸市以外どこの世界にあるのだろう?

神戸市の経理はA4 1枚の実績報告書1枚書けば満額支給されるのでしょうか。神戸市監査委員会は監査必要なしと書かれるのは結構ですが領収書なしで実績報告書さえ提出すれば、神戸市はその金額を支給することが出来るのか、できないのかだけは書いておいてください。

この行政を改めるには市民の皆さんの「声」だけです。まず現実を知ってもらうためにも、シェアお願いいたします。

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