神戸市は二年程前より関空・ 伊丹 に神戸空港も含めてもらう
「 三空港一体運営を( 最優先 )にお願いしたい 」
と繰り返し~繰り返し~懇願し続けてきました
この事で神戸空港運営権売却は
まるで安売りというか 叩き売りイメージ!?が
出来上がってしまったような感じがしました
もちろん神戸空港運営権売却には、関空の負債解消したい “ 財務省の思惑 ” と
その動きに連動して運営権者を有利に導いていこうとしてきた
“ 国交省の厳しい縛り ” が
神戸空港運営権売却に非常に高いハードルになっていたことは事実であります。
ただ、いくら神戸市がお願いしまくっても運営権者は民間企業の方々であり ~
情などで心が動くことはなく、あくまでもビジネスなので ・・・
むしろ水面下での交渉をすべきと申し上げてきました。
それでも、今日まで交渉はかなり積み重ねてきたと思われますのが !
やはり、先日の募集要項の公募で、このような運営権対価 (事業開始前に支払う対価 ・ 事業期間中に毎年度支払う対価)の下限176億7千万円という結果になってしまったようです
=== 空港本体建設などの借り入れ残高430億円には届かない金額ですが ===
他に今後42年の契約期間に~~~
地方交付税・県補助金・航空機燃料贈与税などの収益を438億円と見込んでおり
これであたかも負債解消が出来るような雰囲気づくりをされました ???
ところがこの収益は
空港基本施設( 滑走路など )、ターミナル施設、駐車場などを中心とした
【 空港島全体の中のアンコの部分だけであり 】
それ以外の空港島分については多額負債を解消出来ていないのであります
さらに
収益連動負担金が相手任せなので全体の収支はまだ見えてきませんが
どうやら神戸市は運営権対価に重点を置いたようなので
収益連動負担金には期待出来ないかもしれません ???
本来は
収益連動負担金( 事業年度の収益に連動する負担金 )に重点を置くことにより
42年間という長い~長い~将来に向け・・・
運航便数や乗客などの増加に合わせ
《 神戸市の収益が上がり、負債解消に 》
向かわなければなりません
神戸空港は関空エアポートのように、最初に負債解消出来ない状況なので
神戸空港の活用が将来に向け活発化すればする程・・・
少しでも市民負担を軽くできる
収益連動負担金を重点に
神戸市は交渉していくべきでしょう ~~~
関西エアポートは
負債解消をコンセッション運営権対価にて既に解決しておりましたので
収益連動負担金はかなりの低い設定にされたと思いますが
神戸市の場合、この度の募集要項の段階では
負債解消は出来ていませんので、収益連動負担金が重要になるのです !
=== ただ心配なのは、もし水面下の話し合いも含め ===
収益連動負担金が関西エアポートと同じような条件の低い比率で
設定されることになれば・・・
同じみなと総局の新都市整備事業会計は
莫大なツケを42年先までへと
先送りしていく可能性もでてきます
その場合は、42年先の債務残高は ???
一体誰が責任取れるでしょうか ~~~!!!
さて、この神戸空港運営権売却については
=== 来年の収益連動負担金の内容結果が出るまで ===
収支の見通しは見えてこないという不安な状況が続くことになります !!!
神戸市会議員 平野章三