1 . 1 7 追悼の式典が神戸市内各地区で行われましたが、振り返ってみて神戸ルミナリエについて見つめ直してみたいと思いました
年末、新聞記事の投稿コーナーに
ルミナリエの趣旨に関するご意見を拝見しました。
それは、『 神戸地域への集客を目的に開催する 』との記載 に違和感を覚えた。
ルミナリエは非常に神聖な印象があるのに 集客を目的という文言にがっかり・・・というご意見でした。
本来、ルミナリエは
「 阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂と
大震災の記憶を永く後世に語り継いでいく」
この事が開催趣旨でありました
しかし、経済性の観点などから
産業復興として集客性においても重要視されるようになり
開催3年目には “ 早々露天の参入 ”
を認めてしまいました
確かに、団体など観光目的でルミナリエ会場に訪れる人々は増加していきました
ところが
開催当初は 会期は 2週間
経費節減により 2007年度からは 12日間
2015年度からは 10日間
来場者増加とともに
周辺道路の渋滞や駐車場の混雑
周辺企業のクリスマス商戦に支障
イルミネーション区間の短縮
2005年以降クリスマス期間を会期から除外
など、赤字や多くの問題点などが発生し、今後の運営方法が議論され出しました
そして、報道でも取り上げられましたが 昨年は〜
開催趣旨から 「 復興 」の文字が消え
新趣旨として 「 街の魅力発信 」という事で
《 神戸への集客を主な目的 》に加えた方針転換を決定しました
果たして、このように
「 犠牲者への鎮魂 」から 「 集客を目的 」
とするような開催趣旨の転換の仕方と
今日まで変化してきた運営方法などに
〜 問題はないのだろうか?
〜 また改善していくべき点はあるのだろうか?
〜 それは何でしょう?
実は平野は、ずっと以前に露店の進出には反対をした上で
「 “ 地元企業での出店 ” をすべき!!」と申し入れました
しかし
「 協議済みなので続行します 」との事でした
そこで、「では最低でも、祭りではないので、
露店の紅白の派手派手しいテントを改めるべき 」
と提案した結果
【 すべて白色に統一 】 する事になりました
その後、ここ最近までのルミナリエについて は・・・
開催趣旨・運営費用・日数・規模・周辺店舗や交通等々の問題が山積し、
今日までの方針の変化については、年々小手先対応の積み重ねのような気がします
特に深刻なのは、
ルミナリエ来場者の安全と混乱などの対策として、
元町周辺に柵を張り巡らしている事であります
これだけ多くの来場者があっても、柵があるため
元町周辺の店舗には近づきにくく、
その上、マナー問題もあり、
一番売り上げが見込める時期にかえって減少していることで
「地元店舗ではなく、最終地点(東遊園地)の露店業者だけが潤っているのでは?」と
強烈な不満の声が聞こえてきます
もう〜いい加減にやめて欲しい・・・
やはり、震災を乗り切ってきた地元店舗への十分な配慮を考えなければならないと思います
例えばこの際
〜〜 地元で構成されていない露店形態をすべて取り止め 〜〜
神戸にゆかりのある
地元神戸の商品が
”センスある店構え”
で出店出来るような体制に変え
柵による、元町周辺店舗の閉鎖的イメージを少しでも改善し
=== これぞ神戸の街と感じる === ような企画で
ルミナリエに来られる人々を【 神戸らしい雰囲気で 】出迎える事が出来ればと思います
地元の皆さんの協力と共に
「 犠牲者の鎮魂 」
と本当の意味で
「 甦った神戸の街の魅力 」
を発信することで
〜 ルミナリエの開催趣旨が伝わるのではないでしょうか 〜
昨年、新たに地元企業11社でつくる実行委員会が
「 コーヒーの販売・スイーツ・ホテルのグルメメニューなど
1 3 コースを提供するコーナーやジャズ・フルート演奏も行われたこと 」
《 正に、このような事こそ重要な視点であり、賛同致します ‼️ 》
ただ
そこに思い切りのなさが中途半端な変化で終わり
結局 強いインパクト・印象的な変革に繋がらないのでしょう
神戸市長さん!
大胆な戦略をもって
少しずつでも “ 魅力ある神戸の街へ ”
と推し進めて頂きたいものです ❗️
神戸市会議員 平野章三