〜 オリックスなど 約30 社が出資する 「 関西エアポート 」は
2016年4月より関西・大阪 ( 伊丹 )両空港の運営をする事になりましたが 〜
今後の神戸空港については
非常 “ 難しいパズル ” を丁寧に紐解くようにしなければなりません・・・
それでも、神戸市や神戸財界関係者は
神戸を含めた
===== 「 3空港一体運用 」 =====
への弾みになると歓迎 ⁉️
神戸市長は
“ すでに神戸の運用権譲渡に向けたオリックス側との交渉入りを表明 ”
「 関西全体の航空需要の拡大や経済発展に資するものであり、大変喜ばしい 」
経済界代表は
「 1日も早く3空港の一体が実現し地域経済活性化に繋がるよう願う 」
ところが
〜〜 兵庫県知事は定例記者会見で 〜〜
「 どうなるか見通せないが、国に積極的に迫っていきたい 」
やはり 《 知事は一味違うコメントであり ‼️ )
=== 単純に手放しで喜べない複雑な難しさを ===
井戸兵庫県知事は感じ取られているのでしょう 〜
その通り
神戸空港の将来展開にいくつかの難問解決に努力していかなければなりません
神戸空港の利用が厳しい要因の一つに
【 運用時間( 7時〜22時 )発着枠( 1日 30往復 )国内路線に限定 】
などの規制をされているからと言われています
その為
◆ 今日まで規制緩和の要望を続けてきましたが
関西・大阪 (伊丹 )の運営権売却により
今後国交省は
〜〜 運営会社の意向がない限り神戸空港の規制緩和は認めない方向 〜〜
であります
さらに
◆運営会社「 関西エアポート 」に国交省が
=== 神戸空港運営権売却先の優先権を与える === ことにより
=== 実質神戸空港に縛りを入れた事 === になります
この優先権を
〜〜 3 空港の一体運用に〜はずみがつく 〜〜
と皆さん喜んでおられるが ❓
〜〜 国交省は全く反対の意図であり 〜〜
運営権取得時に神戸空港存在の不安を
“神戸空港運営権売却時の優先権”で払拭 ⁉️
する事が狙いであります
この度の新関西国際空港会社と関西エアポートとの運営権売却時の契約書に
“ 関西・大阪 ( 伊丹 )空港の運営以外にも
【 例えば、神戸空港( 他の空港運用も可能 )の 】
運営権を取得し 必要な事業を行う事ができる ” とは ⁉️
=== 国交省が当初から
《 運営会社に ” 優先権を与える ” という織り込み済み 》
のことである ===
関空エアポート 山谷 佳之 社長
◆ 「 関空と伊丹のことで精いっぱい 」
「 神戸空港についての知識も考える時間もなかった 」
〜 両空港のことが落ち着けば考えていきたい 〜
関西エアポート エマヌエル・ムノント 副社長
◇ 「 同じ関西圏の神戸空港を含めれば相乗効果が期待でき関心はある 」
関西経済連合会 森 詳介 会長
◇ 「 最終的に判断するのは運営会社 」
〜 慌てず、新体制が軌道に乗った段階でしっかり議論するべき 〜
・・・ 将来的には一体運用すべき ・・・
=== 非常に熟知された意味あるコメントであります ‼️ ===
オリックス 井上 亮 社長
△ 他空港 ( ? )の運営権売却について
「 かなりの空港 ( ? )から引き合いが来ている。基本的には前向きだ 」
以上、色々なコメントには複雑に絡む駆け引きがあり、神戸側としてこれから水面下の戦いが重要になるでしょう
問題点は
● 関西圏といえども、大阪経済の活性化が優先
● 大阪前市長・大阪府知事が徹底した反神戸姿勢
● 国交省が地元 ( 大阪府・市 ・大阪経済界 )のコンセンサスを求めている
● 新関空に全面支援の財務省との兼ね合い
● 国交省関係者に神戸空港に対する非常に厳しい意見もある
● 時期的な問題より、多方面に水面下での根回しが求められる
● 神戸空港運営権売却価格など “ 提案内容 ” に 最も難しい判断 が⁉️
● 神戸の街に昼間人口が増加するような魅力を打ち出せていない
これらを丁寧に対応し
例えば 羽田発着枠の強みを持ち、神戸が拠点空港のスカイマークとの
協力・支援関係を構築するなど、幅広く手を打っておくべきであります
☆ “ 最終的な決定権は運営会社 ” であり
“ 神戸空港の規制緩和なども同じである ” との考えを
国交省も持っていると申し上げた通り〜
それぞれ “ 意味深い状況 ” の中で、神戸市の取り巻く周辺は
=== 期待だけが先行したコメントを発信 === しているが
これからの交渉のためにも慎重な姿勢を取るべきでしょう‼️
神戸市会議員 平野章三