昨年度 《 経済産業省が大幅にロボット予算を増額 》
する予定と知り、ロボット事業担当責任者の方に面会して来ました
これから介護される方々が増えていく一方、介護不足が進む厳しい状況にロボット開発が急激に注目されてきましたので
〜 ロボット事業の意見交換と共に神戸市への予算要望も 〜
して参りました
それまでに、介護施設のご意見を伺ってきた中では、高額な介護機器などのイメージはなく
【 日常介護の中で様々な介護での機能向上が図れるような機器 】
を望んでおられたのであります
その事を経産省の方に申し上げると、以前に高品質・高額な介護ロボット開発を完成させたが、価格面などで販売までいかずに終わった例を説明されていました
結局、施設等へは
=== 機能的で費用対効果を重視した機器の開発 ===
を進める事に、経済産業省と意見の一致するところでありました
その後、神戸市が企業間の見合いなどを協力しながら
〜 7月にセミナーを開催し、150 社程の企業の参加により 〜
《 交流会では商談などに繋げる名刺交換が活発に行われ 》
少し動き出しそうな勢いを感じました ‼︎
ただ、介護機器開発は難しく・・・
◇ 介護される方
◇ 介護する方
◇ 機器を製作する方
◇ 安全、機能性、研修
◇ 費用対効果
など多くの課題をクリアしていかねばなりません
そこで今後、介護ロボットなどの機器開発がより推進に向けて弾みをつけていくには
「 安全性や機能性等々の判断に正式な専門の承認機関 」
が必要だと感じました
幸い、福祉用具などの安全性や機能性は
“ 日本工業規格である新 J I S 制度や国際規格の I S O に従って
試験・評価する国内唯一の民間の第三者機関 ” があり
経済産業省の要請のもと共通規格と試験方法の開発も進めています
【 現在、薬や医療機器の承認機関として
独立行政法人・医薬品医療機器総合機構 ( PMDA )の出先機関
が神戸にあり、医療産業都市神戸として大きな企業進出の要因の一つ
になっております 】
そこでこの際
例えば 国内唯一の民間機関としてポートアイランドにある
『 J A S P E C・一般社団法人 日本福祉用具評価センター 』を、
介護リハビリロボットや福祉用具機器などの安全性や機能性の判断に
“ 経済産業省や又は厚生労働省の正式な専門の承認機関 ”
として指定するなど、検討出来ないかと思っています
いよいよ 重要な福祉機器関連分野の企業誘致にも
この様に積極的な事業展開をしていく神戸市に期待したいものです・・・
神戸市会議員 平野章三