先日、大学生の方から相談があり「 新長田や垂水などの図書館では自習出来ない表示がありながら“机で寝ている人”がいます。 大阪から引っ越してきたのですが、大阪は自習を認めています。」 と言われ
平野が一番意識をするのが
他都市との比較をされること
~ 図書館として、大阪が出来て神戸は何故なのか? ~
早速確認すべく中央図書館の方と神戸としての方針についてお聞きしながら協議を行いました。
図書館で寝ている人がいればどうするのか?・・・
1時間程様子を見て「大丈夫ですか」と声をかけるようにしていると・・・。その程度のようです。
確かに新聞を読みながら休憩が目的で時間を過ごす人もいます。
一方、学生さんも図書館活用はせず長時間自習をされるケースも問題がありそうです。
しかし今、時代も大きく変わり、新聞や書籍離れ等で逆に“図書館へ若者が来ない”ことにも考えて見る必要があると思います。
最近、図書館とスターバックスの一体化や大学等図書館でありながら自習出来るスペースが中心に施設が出来てきていることも時代の流れを感じさせます。
その意味でもやはり“若者が気軽に来ている図書館”であってほしいと思います。
そこで神戸市図書館の現状ですが、各区平均すると敷地面積約980平米、閲覧席8席、子供用8席程度です。
ただ中央図書館はもちろん充実していますが、東灘区では最近1500平米の図書館がオープンし、40席、無線LAN18席があり、北区74席、北神分館84席の自習席等図書館施設としては整っている内容であると思います。
そこで現在ある図書館面積の拡張や施設の見直しなどを考えれば解決出来ますが費用対効果やプライオリティー等から簡単には対応出来ません。
しかし、・・・打ち合わせの中で目処が・・・
ユースステーションがありました ‼︎
中高生を中心とした若い方々にコミュニケーションや学習の場を無料で提供している施設がユースステーションであり、同じ勤労市民会館内にあったのでした。
ただ、この施設は教育委員会ではなくこども家庭局が運営しており、いわゆる“ 縦割り行政の問題 ”が出て来ますが十分協議が可能と判断しました。
若者のコミュニケーションスペースとして大学生も自習等この施設を共有するように調整のお願いを致しました。
その上で“自習は出来ない” という図書館の表示から“ 自習は同館内のユースステーションをご利用下さい ” という案内の明示が出来るように申し入れました。
局がまたがる場合は予算も含めて局間調整すればよいことで同じ神戸市の財産を無駄なく有効活用出来るようにしていきたいと思います。
このように
として
期待通りの結果になりました。
図書館入口に [ ユースステーション ]の案内を掲示し、中高生とともに“大学生の利用も歓迎”と表示することになりました。
それぞれの局が同じような施策を行っていても、局の外では意外と気づかない‼︎
〜 もっと局間がお互いに協力し合えば無駄を無くしながら
利便性の向上が計れるのではないでしょうか 〜
神戸市会議員 平野章三