6月26日開催された関電株主総会、何時もながらの橋下大阪市長の派手なパフォーマンスと違い、久元神戸市長は一見目立った報道がされていませんでしたが、総会での内容と共に対応は素晴らしいものでありました。
それは要望や議論にもならない批判一辺倒、時間等のルールも無視し、お構いなしの圧力発言をし続けた橋下大阪市長に対し、電力料金再値上げ回避や原発依存脱却への取り組みなどの論点を絞りながら、今年は議案の提案はしませんでしたが、議案に対しては昨年同様、神戸市独自の判断をされた事も大きな影響力を持てたと評価しております。
総会では久元神戸市長の発言については早くから決定しており、本会議中座の申し入れも非常に評価しています。それ程、”重要事項”として取り扱っていることは、今後のプロジェクト推進に期待したいと思います。
例えば、市長発言に対しては関電側からあの株主総会の中で、具体的な内容を引き出してきているのであります。
それは『原子力に代わる新エネルギーの確保』について、関電・八木 誠社長が〜
「 昨年来、神戸市と官民一体となった検討会を実施し、水素エネルギーの活用を関電側も神戸市と引き続き取り組んでいきたい 」
と、回答されているのであります。
このこと一つを捉えても、派手にパフォーマンスだけで帰って行った橋下大阪市長と実を取った久元神戸市長と、戦略の違いが理解できるところであります。
しかし、これは表面的な一例であり、現実的には今後水面下で大きな成果を発揮できる条件整備が出来上がったとも言えるのであります。
ただ今後の戦略については、詳しく申し上げるのは控えさせていただき、
あとは、久元神戸市長がこのチャンスを神戸の大きな財産として作り上げる動きに期待したいと思うばかりであります。
今後は根回しと戦略を描きながら、成果をあげていかれると思いますので、
としては
神戸のために引き続き協力していきたいと・・・・
神戸市会議員 平野章三