2012年過去最多の出席であった
~関西電力株主総会~
昨年は大阪から会場を神戸に移し、今年も6月26日に引き続き神戸のワールド記念ホールで開催することになりました。
神戸市として連続神戸で開催されることは非常に重要な意味があり、今後にむけ、この機会に“神戸経済の発展”をどのように展開していくことができるのか ・・・
= 神戸市長に委ねる他ありません =
ただ、この重み ‼︎
神戸市長が十分承知の上で動いて頂けるのか 〜
そこが心配であります。
一つの総会と言う事で出席し限られた持ち時間の中で電気料金、エネルギー、脱原発依存等の問題を読み上げるだけになれば、大きなチャンスを掴むことが出来ず、単に意見を述べるだけで終わるでしょう。
二年前大阪会場では、当時高い支持率を背景に大阪市案としての株主提案を、神戸市との調整というより一方的に同調を求めるような傲慢な考えで、言いっ放しでの関電批判をすることで橋下流の存在感を示してきました。
当時、関西経済連合会等大阪側から見ると神戸の存在を感じない程、経済力の格差があり、それは今日まで神戸市も当然認識していたことであります。
しかし、大阪の経済界を引っ張ってきた中心的な企業の一つとして関電の存在があり、大阪府・大阪市と関西経済連合会との微妙な立場の違いを感じたのもこの頃でありました。
大飯原発再稼働を橋下市長が「 事実上容認 」 したり、昨年は以前に比べると国民の原発に対する感心度が下がってきたのと、神戸開催となったことで、多分話題性の弱さを感じてか、橋下市長は株主総会に「出席しない」と判断されたと思います。
このような流れの中で、日本、いや世界から注目されてきた神戸医療産業に大阪側から歩み寄って来られ、そして特区としての協力依頼の申し入れがありました。
そこで、新関空サイドが強い反対をしている神戸空港の規制緩和問題を神戸側から絡めていきました。
今年の株主総会は何故か開催地神戸に、支持率の下がってきた橋下大阪市長が出席し、『関電経営陣に全員交代を求める』との考えで戦いが始まります。
一方、神戸市は関電の電力不足に対し、地元の神戸製鋼所の現在稼動の火力発電140万kW ( 神戸市は全域をほぼカバー出来る電力量 ) に加え、さらに本年140万kWの入札募集に応札し、“関西電力に電力供給を目指す”という大きな協力を頂ける状況であります。
以前、特区では大阪の歩み寄りがありましたが、この度の国家戦略特区は“神戸無視”の大阪単独による国への要望活動をしつつ、一方で株主総会という大阪市と関西経済連合会の関係が影響しそうな6月の株主総会が近づいてきます。
しかし、
いまだに 神戸市長は ~
「三空港一体運用」にと新関空に抱きつきのアピールをしており
= 神戸空港を安売りするのと同じ動き!
医療という強い神戸の切り札を持ちながら国家戦略特区を
「関西圏として一元化も選択肢の一つ 」 という
= 神戸市長の“大阪側への強い依存体質”
神戸の成長分野を逆に大阪側に持っていかれそうで 〜
非常に不安であります。
平野はこれまでの人脈、あらゆる駆け引き、根回しを幹部職員さんとともに戦って来ましたので、十分熟知しており、いま総合的に把握した上で事前対応して頂きたいのです。
そこで
としては
強い神戸市 ・ 戦う神戸市へと・・・
関電株主総会を単なる発言だけで終わることなく、神戸市の重要プロジェクトとしての位置付けをし、これを機会にそれぞれ各局担当者がチームとしての総合力を発揮することにより市長が期待どおり動けるように実質的な進言をして頂きたいと願います。
神戸志民党は神戸の発展には協力していきたい ‼︎
神戸市職員さん~ 今後の動きに期待を!
神戸市会議員 平野章三