政府提案として歴史的な展開になるのか 厚生労働省素案で決着するのか〜
いずれにしても安全性の確保が最重要課題であることは間違いないことであります。
神戸市としても高度医療を進めていく中で安全性と患者さんの要望、先進医療と医療機関そして創薬の開発と承認などについて一連の動きがやっと大きく前進する可能性がでてきました。
今、保険診療と自由診療を併用するとすべて自由診療扱いになり、患者さんにとって未承認の薬を使いたくて治療するとなると全額しかも高額な患者負担になってしまうのが現状であります。
しかし、これでは多くの患者さんの期待には応えられず治療薬など承認の遅れが日本の医療分野進展にも大きく影響してきました。
そこで神戸市は特に先端医療産業として医薬品・医療機器の開発、iPSによる再生医療など研究機関と病院、開発企業が一体となり先進医療を推進してきていますので政府の保険と保険外診療併用拡大の方向性には大きな期待をするところであります。
ただ、混合診療が解禁になると裕福な人だけ恩恵に預かり、誰もが平等な医療を受けられる皆保険制度が崩れていくかのように極端な表現をされることにより混合診療については厚生労働省の厚い壁が立ちはだかっていました。
そのため多くの患者さんが望みを繋ぐ先進医療を受けれたとしても全額自由診療による多額の費用負担が待ち構えていたのであります。
その意味では混合診療解禁か、皆保険制度を守るかの二者択一ではなく先進医療を進める特定地域として安全性が最優先される高度医療の病院などと連携している神戸市においては是非承認して頂きたいと思うのであります。
そのことは5月26日政府の規制改革会議に動きがあり厚労省とお互いに歩み寄りを見せてきました。
その内容は保険診療と自由診療を併用する混合診療拡大案「選択療養制度」で実施できる医療機関について規制改革会議の意見は数百ヶ所、厚労省は臨床研究中核病院など15ヶ所程度とまだまだ調整が必要ではあります。
このことで多くの未承認薬等がさらに迅速に審査されやがて保険診療扱いになっていくと神戸市民、国民の皆さんに大きく貢献できることになると思います。
しかしながら〜
神戸市は ‼︎
その受け入れ準備は出来ているのでしょうか?
研究機関、協力病院、患者さんとの連携、特にコホート研究(多勢の人の健康状態と生活習慣や環境状況など様々な要因との関係を長期間経過追跡調査する研究)、情報管理等は重要であります。
神戸市は今の段階で既に体制づくりを当然しておくべきであります。
そのことで信頼度が増し、研究機関や企業から先進医療都市神戸と強い協力関係で進むことになると思います。
6月7日 さらに、神戸新聞 一面にも!!
しかしこの大きなチャンスでも神戸市はなかなか・・・・・
そこで
として
今後も積極的に申し入れを~
神戸市会議員 平野章三