神戸市広報紙KOBEは全市69万世帯へ全戸配布、そして予算は約2億円・・・
内容は
各局掲載依頼から紙面の割り振りを決める
9~13面はお知らせ記事としての紙面
2~3面は企画記事として特集を広報課で決める
1面は特集記事へのイメージにする等々
いずれも各局からの資料をもとに広報課が優先順位をつけ紙面内容を決定するようであります。
皆さん・・・生活に必要な項目、それ以外に「今の広報紙」~読みたくなりますか~
そこで読者はどんな方々でしょう。
読者の性別・年齢と区別しますと
男性18% 女性82%
60歳以上 約30%
30歳~60歳未満 約60%
30歳未満 約10%
(以上プレゼントアンケートでの参考結果です)
このように全市民を対象者としつつ、一方で読者層が固定化されていることは認識されていると思います。
本来、人それぞれ求める話題に違いがありますが結果として一定の固定された読者向け紙面を作り続けていることになり広報紙はそんなものだと“思い込み”気付かないことがお役所仕事になっているのではないでしょうか。
つまり広報紙は収支や読者数の確保も全く心配せず一方的に配布できますが、民間企業の精神であれば収支はこの場合別としても、少なくとも多くの読者の関心をどれ程集められるか常に創意工夫をし続けていくでしょう。
平野として感じたことは、2面、3面の道路紙面を最も価値のある1面でイメージさせていこうということで、大胆に遊びを全面使用することで強いインパクトを打ち出す事が多分狙いでしょうがこの写真では全く理解できません。
そして垂水区版では環境事業所と職員さんとのほぼ全面写真が・・・これまた“環境にやさしい”という雰囲気作りなのでしょうが。
申し訳ありませんが魅力も楽しさも感じませんでした。
何故でしょう?!
~~~ 全て役所が主人公なのです ~~~
役所が頑張っている姿を知ってほしい、理解してほしい等を市民に訴えようとする気持ちが広報紙に出てしまっている感じであります。
一つの例ですが逆転の発想が出来ませんか!!
市民や民間団体等の活躍ぶりを全面に打ち出し結果として神戸市が主催や共催、補助等の支援をしている事が分かれば神戸市のイメージアップに繋がると思います。
高齢者から若者、子供まで、そして民間の団体や学校など色々な方々の活躍ぶりを広報の中で参加や表現させて上げればそこに神戸市と市民の一体感が生まれてくるのではないでしょうか。
中でも政治や行政からはなかなか光が当たらない若者達を特に取り上げることにより購読だけでなく行政への期待感から参加型等へと変わっていくかも知れません。
~~~ 広報とは ~~~
単にお知らせだけではなく
=== 神戸市と市民が共有できるかけ橋にすべきでは!! ===
神戸市会議員 平野章三