昨年12月の本会議、市長は質問の内容を繰り返すことなく原稿を殆ど見ず端的に答弁されていました。
その手法を単純に満足していたり、質疑応答が出来レースによるのか、貴重な質問時間を使いきれない議員・・・、本会議の雰囲気も変化していました。
そのような本会議の中、問題は答弁内容であります。
具体的な考え方や説明は殆どなく、一般論としての答弁に終始し、時には「後程検討してみる」との答弁でかわされる事が多かったのは非常に残念であります。
例えば平野に対して市長は~
平野「 主要と思われるプロジェクトを2~3挙げてほしい・・・」
市長「2,3取り上げて説明するのは困難と~」
平野「人事異動の戦略はあるのですか?」
市長「適材適所の人事異動と~」(戦略はなかった)
平野「 医療産業都市だけでなく総合的戦いを・・・」
市長「医療産業都市の仕事それ自体は完結している~」
等、主要プロジェクトを全市的な戦いと考えておられず、過去の経緯、人脈、駆け引き、連携等々を熟知されていないような答弁でした。
職員さんとはスピーディーな議論をされているかもしれませんが、要のポイント部分が理解されていなければ・・・
例えば・・・議会答弁に関しては時間の経過により終了することが出来ますが~
これからの都市間競争や国との交渉で本来の成果を出せるのか甚だ疑問を感じました。
特に残念なことは、この度の新市長は反対派ということでしょうか?
あまりにも質問した議員を “バカ”にした答弁が続いたことで異常な本会議になってしまったことであります。
それでも新市長へ冷静に申し上げました
== 攻撃しているわけではないと ==
そして
神戸の将来を真剣に提案し続けた結果・・・
~ 提案に対しては最後に新市長の真摯な答弁があり驚きを通り越して敬意を表する気持ちで質問を終えることが出来ました ~
その答弁は
「しっかり予算配分していく事を議員の指摘を受けながら追求していくことが有益だと感じた」
それぞれの“立場”
それぞれの“おもい”
色々なことがあるにしても神戸の発展を願う気持ちさえあれば職員さんとともに協力しあうことも重要なことであると・・・
それぞれが“認識”することも必要ではないでしょうか。
神戸市会議員 平野章三