日本ノーリフト協会の保田理事長と出会って1年程でしょうか~
医療や介護の世界では職業病と諦めていた“腰痛”について、海外の進んだ事例等を、日本でも取り入れるため専門的な立場で研究から広報、そして指導へと熱心に取り組まれていました。
豪州や北欧では補助具を有効利用し、看護職の身体負担の軽減予防に効果を上げているようです。
特にオーストラリアでは
1998年頃からノーリフティングポリシー=腰痛予防対策指針の実施により、いち早く改善された実績が示されたこと等により、日本も取り入れる必要性があると思いました。
その後、保田理事長は病院や施設等の訪問や指導を行いながら看護・介護職6045人の腰痛関連調査や労働環境,法令,用具,介護ロボット等の問題点を取組んでこられました。
昨年、11月にセミナーのご案内をいただき、保田理事長のひたむきな強い熱意を感じ参加させていただきました。
なんと その会場は・・・
東京都港区の「オーストラリア大使館」で行われたのであります。
主催:社団法人 日本ノーリフト協会
協力:オーストラリア大使館
確かに大使館なので事前登録が必要であったり、厳しいセキュリティもありましたが、この問題で実績のあるオーストラリアの強い協力を受けているということで、日本ノーリフト協会のさらなる信頼性が高まったと思います。
会場の参加者も専門分野の関係者が大勢参加され、講師の方々の説明、そして意見交換等~、関心の高さを感じました。
一つのプロジェクトを立ち上げる時程、時間と労力等、非常に厳しい環境の中で戦わねばなりませんが、ここまでの体制を作り上げてこられたことが、今、評価されているのでしょう。
そのような中、国の腰痛予防ガイドラインも示され、関係者それぞれの立場の方々によりこの事業が前進していくことを期待していきたいと思います。
神戸市会議員 平野章三