平成26年4月1日から消費税5%から8%に引き上げられますが神戸市バス・地下鉄については国交省の申請手続期間が必要のため、他の事業より先行して本会議で議決を行いました。
消費税については所得の厳しい方々に対し軽減税率等の配慮を検討されることもありますが、国の方針は全ての方々から広く平等に税の徴収を行いますのでこれは認めていくべきものと理解しております。
その意味からすると・・・
この度の交通機関の中で特にバス事業が極端に公平性の欠ける料金改定に 踏み切ったことは納得しがたい気持ちでありましたのでこの度本会議での質問により交通局の経緯なり考え方の説明を求めたのであります。
問題点は、市バス事業収入の増収がまず全体として税率改定の範囲内に収まるよう方針を決定し定期料金と普通料金(定期外料金)の区分ごとに検討した結果、普通料金だけを転嫁すればほぼ税率改定限度額に最も近づくことになるため定期据置、普通料金の方々に全て負担してもらうことになったのです。
=== 交通局さん、これは問題ありでしょう ===
何故なら
○ 普通料金の方々が26年4月から定期の方の消費税約3%分まで負担させられるのです
○ さらに27年10月から約2%引き上げられる予定まで少なくとも1年6カ月間支払い続けることになるのです
○ この考え方は四捨五入の端数処理により10円単位の料金とすることに決めているからであります。
○ その為普通料金200円の場合210円と約3%のところ約5%になるのです。
○ ところが、小児料金と小児料金を基本に考えている敬老パスの消費税はいづれも100円の料金に対し消費税率約3%引き上げのところ110円と、これについては端数切り上げ方式を採用し約10%の消費税アップで徴収し続けることになるのであります。
国民から広く平等に徴収する消費税にもかかわらず小児や敬老パスの方々がこの度消費税率約10%までの負担をさせられ、定期購入者の消費税分もともに支払い続けることになるのです。
この問題について交通局の本会議答弁ですが国土交通省が全国的な統一方針を決めており神戸市としての意見を認めてもらえずこのよううな不公平な結果になったとのことです。
ただこのタイミングで普通料金の乗り継ぎ割引制度の導入が大きなサービスかのように発表されましたが、もともと定期購入者には何処でも乗り放題のサービスをしていることを考えれば乗り継ぎサービス導入は当然行われるべきであると思われます。
平野としては敬老パスという神戸市の特性もあり、国へは提案と交渉にもっと力点を置くべきだったと思いました。
何のために政令都市との連携をしているのか!
どうして政治的な戦いをしてこなかったのか!
平野も議員として国交省へは度々交渉に行ってますがこのような状況の報告もなく、決定してから議会に提案されると動きようすらありません。
神戸市の発信力、政治力、戦う力のなさが・・・
市民の皆さん!! だから神戸市は~
神戸市会議員 平野章三