垂水・舞子再開発ビルは店舗・業務床等の運営を転貸目的としたサブリース事業者に委託して進めていきます。
将来的に活性化も含めて空き店舗等が出ないように、関係者のご意見を聞きながら注視していきたいと思っております。
そんな中・・・
新長田駅南地区再開発関係者の方から店舗・事業所の厳しい状況について相談を受け、事情をお聞きしながら現場も歩くと街の活気のなさが肌で感じ、やはり深刻な気持ちで受け止めました。
今日まで神戸市都市計画総局の対応と新長田まちづくり株式会社の運営管理に、地元関係者の中からは疑問を強く感じている方々が多いようであり、まず信頼を取り戻さなければ前には進まないでしょう。
ただこの問題は複雑で、神戸市は区分所有者でありまちづくり会社の株主と相談役でもありましたので地元の要望を長年受け止められなかったのではないかという感じがしておりこのこと等が対応の難しさの上に不信感を抱くことに拍車をかけたように見えます。
さらに裁判問題まで発展しておりますが平野として内容のコメントは控えさせていただきますが、このことが解決に有利な材料とは思えないのであります。
問題点の中で
~まちづくり会社の運営について~
◌ 特別議決になる案件は持ち分の4分3と所有者の4分3以上の賛同が同時に必要という非常に高いハードルがあること。
○ 利害関係が一致しない住宅と店舗等が一体的に管理運営されていること。
○ 問題となっているのが特に店舗等の分野であるにもかかわらず住宅と店舗の比率が7対3の割合であること。
以上のこと等により考え方に大きな開きがある住宅と店舗等の関係者が協議を進めていくことが非常に困難な状況であります。
そこでまず住宅と店舗等それぞれの立場を尊重した上で運営管理を別々にしていく提案を神戸市が権利関係者に協力を求めていくことが重要であります。
その為にはやはり神戸市が地元との信頼関係を取り戻す努力をしながら本気で調整に乗り出さなければこの話は進みませんので引き続き都市計画総局の対応を強く求めて行きたいと思います。
もう一点重要なことは神戸市持分39,000㎡の内、空き店舗等は5%程であると数字上だけで示しています。
しかし現場の状況を見て回ると空き店舗が目立っており、その原因は借り主や地権者が活用していない店舗等や使用していても表通り側にシャッターを閉め倉庫等になっている場合等色々な原因により実際の数字とは違ってシャッター通りが多いように思えました。
その点について神戸市は、現状シャッターが閉まっている所を聞き取りや目視等による調査をしてきておりますので、その上で今後とも地元協議をしながら空き店舗の活性化や集約等、検討課題として対応に向けて進めていかねばなりません。
粘り強い戦いと時間がまだまだ必要ですので、神戸市が思い切って体制の立て直しを行いスピード感を持って対応していくことを強く申し入れていきたいと思います。
特に新市長が地元に直接訪問され、まず神戸市の信頼回復をすべきと思いますが?
果たして・・・
~~~ すでに非常に厳しい環境 ~~~
だからこそ急がなければ!!
神戸市会議員 平野章三