神戸市の重要政策である神戸空港の軽い発言に
“7ヶ月間の副市長時代”
いったい何故状況把握されなかったのでしょうか
・・・ 理解できません。
予定市長の発言が神戸空港の安売りのイメージになって行くことを痛切に心配しております。
神戸市は国交省からの神戸沖空港建設提案を反対した過去の経緯により関空中心の航空行政になり、長年厳しい条件の中で神戸空港を運用してきたのであります。
その後、国交省に対しては
慎重かつ丁寧に規制緩和の要望を続け、その活動は職員の皆さん、政財界関係の方々等とともに言葉では言い尽くせない程、水面下も含め努力を積み重ねてきました。
ここ3~4年前頃より、ほぼ国交省も規制緩和に理解頂けるようになってきたのですが、当時大阪維新の躍進が神戸に大きく影響し、地元、つまり関西全体の中でコンセンサスを得てほしいと国交省より求められたのであります。
それを受け大阪側との経済協力協議を進めながら、その対策に専念した結果、大阪経済界から神戸空港についての協力をとりつけることができ、さらに維新の評価も急激に下がったことで、大きなチャンス到来かと思えてきたのです。
ところが、関西全体で進めてきた医療特区が大阪と神戸の独自路線への戦いに変化していったことにより、結果、今や国家戦略特区での都市間競争になってきたのです。
これ以上詳しくは申し上げませんが、このように単なる空港問題だけでなく特区がらみ等も含んだ駆け引きが続いており、官邸,財務省,国交省,文科省,経産省との今日までの人脈を活かしてきた交渉が引き続き重要となり、空港周辺のポートアイランドⅡ期での成長戦略となる経済活動が大きく関係してくるのです。
今、幹部職員の皆さんとここまで人脈を繋ぎ、根回しを続けてきており、あとは医療産業等を含む神戸空港の評価を如何に上げるかであります。
この評価が上がってこそ相手側の国や新関空側より規制緩和や将来3空港の運用に調整しようとする可能性が強まってくると思います。
"三空港一体化、国へのパイプを生かす”等
かっこよい発言をせず、実態を直視して行動していただきたいのであります。
まず国交省とは空港や港湾は勿論、太いパイプが既に十分でき上がっておりますので、ここは強気に転じじっくり構え行動してほしいのです。
今すべき戦いは安倍政権が求めている短期成長戦略に対して神戸空港を含むポートアイランドⅡ期での経済活動が十分評価されるよう全市あげて集中した要望活動をすべきであります。
そのことが神戸市全体の評価を上げ、神戸空港を大きく浮上させていくことに繋がっていきます。
「結果的には」3空港一体運用になることは反対しておりませんが、今は戦略ある行動をしていただきたいと願うばかりであります。
より良き神戸に・・・今後も~
神戸市会議員 平野章三