「チャレンジ研究員とは社会経済情勢が大きく変化する中、職員の経験、柔軟な発想を活かし新たな施策や予算に反映させようとする制度のようです。
中堅職員(課長・係長)の中から募集を行い視察や調査等を実施し、研究テーマに取り組むとのことであります。
25年度は3つの研究テーマに9名(3組)の方々を委嘱
○ 神戸市の戦略的広報
○ 官民協働による観光まちづくりの推進に向けた神戸DMO(観光ビジネス活動体)の構築
○ 革新的膜工学を活用した水処理システムの構築に向けて
こんなのんびりした企画は役所だから出来るのでしょう。
ありえない! ~~~ 民間企業では ~~~
今まさに戦国時代であり国への予算・規制緩和の協議、厳しい都市間との戦いに向けて新たなプロジェクト等を生み出す力を必要としています。
神戸市の将来をかけた重要なプロジェクトは少なくとも今私の頭の中でも何点か描けます。
縦割り行政から抜け出せなかった役所体質こそが今一番大きな弊害ですので、私自身はプロジェクト予算を提案し実質的な実績に結び付けてきました。
重要プロジェクトは局単位で計画や事業を進めるのではなく、神戸市として総合的に判断出来るためには民間的に組織を横断化し予算とスピード感のあるプロジェクトチームを結成していかなければ
~~~ もう戦いにならないでしょう ~~~
ただ、一部優秀な職員さんたちの中では、水面下で既に横断的な体制を仲間で作り戦い始めているグループもあり大変期待するところであります。
言いたくはありませんが、本来市長や副市長は組織的に上がってくる提案を待つのではなく情報を吸い上げながら重要政策には強いリーダーシップを“バンバン”発揮すべきであります。
=== 私には強い政治姿勢が
見えてこないのが残念 ===
一つの企画としてこの「チャレンジ・・・」制度でありますが
こんなちまちました企画をしている場合ではなく、やらねばならないプロジェクトにやる気のメンバーを集め、予算とともに素早い事業化に向け責任を持たしていくことではないでしょうか。
何故動かないのか!
== 発想があってもこれが行政の体質なのでしょうか ==
~~ これでは費用対効果を考えた神戸市としての
新成長プロジェクト等 生まれてこないだろう ~~
神戸市会議員 平野章三