応えられるのか!国の成長戦略に~早期実現可能な都市神戸として~

 最近各都市は個性的で魅力ある都市として如何に打ち出せるか、さらに国の成長戦略土俵に上れるのかと水面下も含め激しい駆け引きが行われております。

 

 神戸市も国との交渉等、正攻法とともに水面下でも合わせて動いてきましたが、時代の変化にも依然として役所的堅実さが前面に出ることもあり、印象に残るような強いインパクトが押し出せていないのが現実のように思えます。

 

 今、予算措置規制緩和等、国として特別に認定する特区・・・例えば“国家戦略特区”についても各都市が営業活動を展開しているところであります。

 そこではとにかく特区認定要望活動先行しがちでありますが、国の成長戦略として投資効果が早期に、しかも大きく成果を出せるのかが3本目の矢として重要な課題であることをまず認識し、その意味では強く打ち出せるメニューをうまく表現していかねばなりません。

 

 しかし神戸市は“型通り”すべてを説明したがり、結局『何を言いたいのか?重要なポイントが全く印象に残らず、さらに説明時間が長いことにより聞いてる方も疲れてしまいます。

 私自身も実際にやってみることにし、省庁を回り財務省国交省ナンバー2の方々や局長クラスの方にも3分程度の説明を行ってみると、非常に注目され関心をもっていただけました。

 

その後も参議院の選挙中に鴻池氏の応援に来られていた財務大臣麻生太郎わずかな休憩時間に飛び込み、側に座られていた鴻池氏とともに3分間の説明をすると、麻生大臣は秘書にメガネまで用意させ、書類を手にし聞き入ってくださいました。

これは甘利大臣の担当だな~」と鴻池氏と話されるほど強い印象を持っていただけたと実感しました。

 神戸市は力のある人物への接触も機会あるごとに努力しているようですが、やはりどの都市でも同じような動きはしていると思います。

そこで私は神戸市に重要人物との接触には厚かましいと思われるくらい乗り込んで行ったりゲリラ的動きをする等、これまでのワンパターンから脱却していかねばならないと思います。

 

 例えば説明一つを考えても詳細な書類を作成し、一読するのに30分の時間がかかるより、写真グラフ等を用紙1~2枚にまとめ、一目で主旨が理解いただけ、3分程度の短時間で説明を終えられるぐらいの思い切ったプレゼンに切り替えてほしいと提案しました。

内容については、神戸最先端医療として既に250社程の企業集積し、5000人以上の雇用があり、年間1000億以上経済効果をもたらす神戸医療産業には国の成長戦略早期実現できる体制ができ上がっていること。

 

その上で、世界的に著名な田中紘一先生へのアジア・中東諸国からの医療関連事業のパッケージ輸出の要望や医療機器医薬品iPS具体的政策への国の支援、さらにスパコンを活かした産業等には、短期間で成長戦略としての実績を上げることが出来る都市・・・  

 

“それは神戸なのです”

 

~とのことを3分という短い時間の間に、具体的例示を挙げ説明したのです~

 このように神戸市の職員さん各省庁政治関係者短時間の説明をしながらビラのつもりで配布して回れば、大勢の方に強い印象が残り、やがて“国家戦略特区”を国が検討する時、自然と共通の話題として効果を表すのではないでしょうか。

 

特区という名称から攻めるのではなく、提案しようとする内容印象付けることが結果的に特区の判断効果が表れるのではないでしょうか。

 

== それが戦略 ==

     == それが戦い ==

 

 

神戸市会議員 平野章三

Links