25年6月26日1年ぶりの関電株主総会は
昨年とは一変・・・橋下市長はどこに?
昨年の総会は異例の関心の高さを示す脱原発・原発再稼働問題等の中、市民・国民への受けねらいで、関電批判を橋下市長のパフォーマンスとして始めたのであります。
そして報道関係を意識した株主提案とともに質問時間も守らず、入れ込みすぎた発言で存在感を示したかっただけの橋下流パフォーマンスで終わりました。
しかし昨年の総会直前は原発全廃を求めていた橋下市長~
電力が足りなければ 「夏だけ再稼働もありえるのでは」
と最もブレた橋下市長の変心ぶり
それでも株主総会になると
「可及的速やかな全原発の廃止」
と事実上再稼働容認したことも忘れたかのように“へっちゃら”で株主提案・総会発言で強い批判の攻撃が好き勝手にできる性格は羨ましい限りであります。
ところで今年の総会ではやはり橋下市長は出席しませんでした。
そのことについては
等が主な理由であると思います。
新聞記事から橋下市長は
「何でもかんでも僕が言う必要はない」との理由を語ったとのことですが・・・
それは違うのでは~
本来、「何でもかんでも僕が言わなければ」でしょう~
それ程橋下市長は関電株主総会にもはや力が入ってないのでしょう。
株主提案も昨年とほぼ同じ内容のままであり会場にも出席しないため、発言の機会も放棄してしまいました。
なるほど株主総会の出席者も昨年の3,842人から1,269人と今年は大きく下回ったことから熱気もなかったようで、現実に関心の低さを物語っていました。
一方、神戸市は昨年の提案内容を十分検討した結果総会での株主質問に重点を置くことにし、大阪市の株主提案には一応気使って議決は棄権する等、反対まではしなかったものの神戸市独自路線を明確に打ち出さしたことは大きく評価できるところであります。
ところでこの株主総会、報道関係が注目し、記事として大きく取り上げているような内容ではありませんが、矢田市長の株主質問では非常に重要な発言があり、関西電力八木誠社長もそれに対し総会の中できっちり受け止めた上で答弁していることに深い意味が含まれていました。
それは
「エネルギーの新技術開発」に対して
「太陽光や風力の出力は不安定、技術開発で課題を克服したい」
とのやり取りであります。
具体的な内容は一部記事になっておりますが、その意味するところについてはまだ詳しく申し上げることはできません。
しかし神戸市には優秀な職員さんが大勢おられチャンスを確実に活かした戦いができる力があり、近い将来新たなプロジェクトとして展開していくことを期待しております。
神戸市会議員 平野章三