文部科学省より24年度「学校司書」経費として地方財政措置された1億4千万円について、6月7日神戸市教育委員会の説明に強い怒りを感じ6月10日のブログにその内容を載せました。
同じ10日の朝 神戸市教育委員会事務局の幹部の方々より、学校司書の件について少し時間を頂きたいとの連絡を受けました。
私は「言い訳を聞くだけなら会わない」と言いましたが、「今後の方針についての説明をしたい」とのことで、その日の夕方お会いすることになりました。
すると冒頭から私の問題点指摘に対し、「全てその通りであります!」と報告をされました。
その上で、国の方針があるにも関わらず神戸市が活かせて来なかったことに反省し、さらに見直しもされるとの考えを示され、「来年度には具体的な対応が出来るようにしていきたい」と明確な説明をされました。
私の指摘をあまりにも最初から全て認められてしまったので、怒る気持ちも失せ、教育委員会の現状の問題点と来年度の予算計上について再確認をしておくことにしました。
それは、
このような問題点を再確認した上で、来年度「学校図書館」に専門的知識を持つ人材配置には1億円程予算計上するように具体的な申し入れを致しました。
しかし、教育委員会も私が指摘した通り、教員全体の学校図書館に対する意識のなさがまず大きな問題であると言われ、その為ここで一気に予算計上し、専門的な人材をせっかく配置しても各学校において十分な活用が可能なのかという根本的なところがもっとも重大な課題ではないかとの認識を示していました。
私も人材配置だけを予算化しても図書館活用の必要性についての意識を教員全体に持ってもらうことがまず前提であるとの意見は一致するところであります。
そこで今回の結論として、
来年度に向けては、専門知識を持つ人材配置のもと、ボランティア等にお手伝いをして頂く体制をお願いをしました。
教員については図書館活用の必要性をまず認識してもらう努力をした上で、来年度より配置する人材を活かせることが出来るように申し入れました。
その為には、段階的に人材配置を進め、あわせて教員の意識を高めながら全校対応出来る方向で行っていけるような協議を致しました。
今後この内容について私は委員会で議事録に記録されるように確認していきたいと思います。
また、障がい者の方々に対しての少し“問題”がありそうな動きや、この度 小学校の“いじめ”の件等々、まだまだ教育委員会の閉鎖的体質を感じております。「子供を預かってもらっている」ということで意見が言いにくい立場の方々のためにも、
今後とも戦って参ります!
神戸市会議員 平野章三