国会議員さんの中には常々神戸市のために全力で支援して下さる方から、パーティや行事等の時しか顔を見せず神戸市のプロジェクトに全く関心もない方など、政治家の政治活動も様々であります。
私も神戸のために・・と全力で応援した方でも選挙が終わってみれば連絡もない等よくある話でありますが、そんな議員さんには相談する気にもなりません。
私自身におきかえても気をつけなければならないと常に思っています。
この度も神戸市にほとんど協力していただいていない副大臣さん(名前は控えますが)、何故独断で“関西3空港一体運用”の発言をされるのか?
ほとんど状況把握もされず神戸市との具体的協議もなく国交省で動いていただいたという声も私の知る限り聞こえてこないのに・・・。
「アベノミクス戦略特区」
の名のもとに神戸市が最も強く要望している“神戸空港の発着枠撤廃や運用時間延長などの規制緩和”を検討するというパフォーマンス発言では、神戸市にいかにも協力姿勢を見せているように感じましたが、具体性のない発言はしないでほしい!
政府が関西圏について検討していただくことは神戸市にも大きく展開できる機会が与えられることになり、国との連携,都市間調整等総合的な判断の中で戦う力を発揮していかねばなりません。
それだけに関西・伊丹空港統合による新関西国際空港運営権の売却問題,大阪府・大阪市の政治力,大阪経済界との関係,それに影響する国交省の動き,神戸空港の運営と収支等多くの課題の中では、遠い将来の3空港一体運用より現実的な規制緩和を最優先にしなければなりません。
このように歴史的にも、内容についても港湾や医療等幅広い分野とともに長い年月をかけながら交渉してきた経緯があり、このことを踏まえた上で副大臣さんが発信し、具体的な事業展開をしていただくならばこれ程有難いことはございません。
しかし個人的な判断でのパフォーマンス発言は期待できない以上に関係者の反発による影響がマイナス結果をもたらすのではと逆に心配になり残念であります。
神戸市のために!
本気でないなら止めてください~パフォーマンス発言を~
神戸市会議員 平野章三