昨年末、市長の一言で“デリバリー方式に決定”との情報が入り、本年2月25日予算本会議で市長に確認の質問をしました。
やはり予想通りの結果でありました。
神戸市は“中学校給食のあり方検討会”の意見を受けて3月22日に教育委員会として実施方針を決定することになったと報告されました。
しかし現実には・・・
既に矢田市長が中学校給食導入とその方式について決定した上で形式的なセレモニーを行っただけでしょう。
内容についてはデリバリー方式(ランチボックス)で全員喫食を基本としながら家庭弁当を希望する保護者生徒の希望を踏まえて弁当持参も可能とし、26年度中に一部の中学校で実施、27年度中に全校実施を目指す考えであります。
但し、給食と家庭弁当も認めているのに喫食率を上げなければならないという一部の声があります。
~何故なのでしょう~
中学になれば自由な選択をさせればよいではないですか
そもそも給食を実施すると初期投資と毎年の運営費に多額の予算が必要となります。
その中で給食を希望しない方は予算面での恩恵を受けなくても弁当持参を選択されるわけで、教育委員会には給食を進める必要はないと申し上げています。
喫食率を無理して上げることにより、運営予算も連動して上がっていくことを考えれば、自然体の中で実施していくべきと思います。
貴重な財源は真に必要な分野から優先して配分する判断ができることこそ、そこに政治的判断の重要性がありますので私は今後も神戸市としての総合的な視点から政策の方向性を決定していきたいと思います。
神戸市会議員 平野章三