昨年、自由民主党神戸市会議員団として特別支援学校の建て替えや新設等について兵庫県教育委員会に要望いたしました。
しかし兵庫県に法的な設置義務があっても県は神戸市に協力しようとする姿勢は全くなく、協議すら応じようともしなかったことは既に報告したとおりであります。
その後、副知事・兵庫県議会にも申し入れ、神戸市会本会議での質疑等により報道にも取り上げられ、市長・知事との話し合いに進み、やっと兵庫県も対応せざる得なくなったようです。
神戸市からの具体的な要望に対し、今回はじめて文章による回答を頂くことになりました。
~神戸市の主な要望について県の回答を簡単に報告いたします~
Ⅰ | 要望・・・ | 「垂水養護学校・青陽西養護学校建て替え」について |
(神戸市) | ||
回答・・・ (兵庫県) |
「市町が設置した学校の耐震化や建て替えについては当該市町において 実施いただくのが原則」 |
|
意見・・・
|
兵庫県は回答文の冒頭に「昭和54年度以降、小中学校の特別支援学校
の設置義務は県となりました」と説明しながら
であるかのような表現。 |
|
~~それこそ法的説明を求めたい~~ |
Ⅱ | 要望・・・ | 「県立高等特別支援学校の神戸市内での開設」について |
(神戸市) | ||
回答・・・ (兵庫県) |
「神戸市等の生徒数増加を踏まえ設置の必要性について両教育委員会で 早急に協議が必要」 |
|
意見・・・
|
神戸市内の県立高等特別支援学校設置は生徒の急増対応と就労支援にも 今後神戸市は力を入れていきたいと考えていますので、県教委が
”はじめて協議が必要”との考えを示したことは大きな前進であります。 動き出していただけるのなら感謝をこめて報告させて頂きたいと思います。 |
|
Ⅲ | 要望・・・ | 「県立芦屋特別支援学校での児童生徒受入れ」について |
(神戸市) | ||
回答・・・ (兵庫県) |
「東灘区の一部の児童生徒受入れは阪神地域への分教室設置等により 努力していきたい」 |
|
意見・・・ (平野章三) |
県教委の約束が果たされていなかったが、この度要望を受けての対応に ようやく一歩前進です。 |
|
<最後に>
|
これまでの県市との協議の経緯を生かしながら早期に両委員会の協議の 場を設けて検討を行い神戸市における増加する児童生徒数のニーズに的 確に対応してまいりたい」と県の考え方を示されました。 |
|
意見・・・
|
この文面をご覧いただければ兵庫県は今まで全く神戸市と協議をしてこ
なかったことがご理解いただけるのではないでしょうか。 見えはじめたことは積極的な要望活動が政治的にも大きな成果であった と思います。 |
本来は最も重要なこととして県市が協調し、障がいをもつ子供達を支えていくことが全てであり行政も原点に立ち返ってもらい、今後協議を重ねながら私も努力してまいります。
神戸市会議員 平野章三