神戸市政は阪神大震災の復興とともに厳しい財政運営の中の行財政改革を中心に大変な努力を今日まで続けてきた“矢田市長”だからこそ乗り切ってこれたと思います。
そして来年度予算からやっと積極的な投資の方向性を示されたので、神戸経済に明るい兆しが見えてくるのではないでしょうか。
ただ矢田市長に
明確な方針と強い発信力があれば十分評価されるのですが、例えば行財政改革を重点的に行ってきたにもかかわらず市民からは“もっと力を入れてほしい施策”に行財政改革を求められているのであります。
つまり矢田市長の市政運営が市民から見えないのであり〝矢田市長・・いったい何してるの”等との声をよく聞きますが、これが全てを物語っていると思います。
その意味でも私は積極的かつ具体的な成長戦略を打ち出し、強い神戸経済へと導く政策を市民に示すべきであると申し上げてきました。
昨年私は行財政改革による財政の締めつけをいつまでも続けず、先端医療産業等新たな成長分野のプロジェクトに予算配分すべきと財政局に要望してきました。
その結果やっと投資の必要なプロジェクトには予算配分を重点的に行うことになりました。
その後国の規制緩和を求めながら重点プロジェクトを進めるのに強い経済力のある大阪経済界との協力関係を深め、国内外に事業展開出来る方向でプロジェクトの検討を始めました。
私の構想ではさらにかなりの企業集積が進むとともに、現時点では内容の説明はできませんが、神戸・大阪の企業が具体的に事業展開できる方向の可能性がでてきておりますので、今後はもっと強い市政運営に切り替えていくべきであります。
しかし神戸新聞社のインタビューに答える矢田市長からは迫力や具体的な重点施策の戦い方が伝わってこないのであります。
いつも思いますが定例記者会見やアンケートそしてインタビューを受けての発信は極めて弱く感じるので積極的にまた適時タイミング良く打ち出さなければいつまでも市民からは矢田市長の姿が見えてこないでしょう。
~何を言わんとしているのか~
山中教授のノーベル賞受賞を契機に再生医療,医薬品,医療機器の承認から事業化へ、そしてスーパーコンピュータの産業への活用等により今まさに企業誘致や事業展開へのチャンスであります。
これを矢田市長が自ら具体的な戦略を対外的に強い発信力で打ち出していただきたいのですが!
~今のままでは・・・???
ただプロジェクトに関係する局間、職員間での協力体制とともに職員さんの戦う意欲が感じられるようになってきましたので、今後は大きな力を発揮できるでしょう。
~~~未来の神戸市に期待して下さい~~~
神戸市会議員 平野章三